2016.09.09 Friday
【お知らせ】いのちの学校in東京3期
現在名古屋で開催中の『いのちの学校』が、
10月より東京でも開催します。

「グリーフケアについて学んでみたい」
「グリーフワークをやってみたい」

知識だけでなくて、身体をケアする力や言葉以外の表現をつかって
グリーフについて丁寧に触れていく時間もあります。



学んだことがある人も、ない人も
誰かを亡くしたことがある人も、まだない人も
どんな方でもいらしていただけます。

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☆★ いのちの学校in東京 ★☆

日時: 土曜日 17:00〜19:30

2016年

 10/8  失うこと、死別について学ぶ
◆10/29 イロイロな感情
 11/26 トラウマについて学ぶ
ぁ12/10 身体とつながるヨガ

2017年

ァ1/7  自分をしらない自分をしる
Α1/28 自分自身を大切にする
А2/25 亡くなった人を想う
─3/25 アートを通じて表現する
 4/22 「思い出の場所」詩
 5/13 お坊さんと「死」について学ぶ
 6/17 日常で出来るグリーフワーク
 7/15 未来ビジョン
 
会場: リヴオンオフィス Ohana
東京メトロ千代田線・京成線町屋駅より徒歩7分
詳しい行き方はコチラをご覧ください。

対象:グリーフについて学びたい方ならどなたでも

参加費: 各回2000円 
※経済的にしんどい方はご相談ください。

参加方法: 事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。
また、途中からの参加や一回のみの参加も歓迎いたします。

ファシリテーター: 水口陽子



内容:
「グリーフを学ぶ・セルフケア・グリーフを表現する・これからを生きる」
以上の4つのテーマで構成されていて、
「みんなが生徒・みんなが先生」ということを大切にしている、
学びあいのプログラムです。

全回参加はもちろん、途中回からのご参加も大歓迎です。



みなさまのご参加を、心よりお待ちしています。
| okaku-terumi | いのちの学校 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.08.31 Wednesday
【お知らせ】9/24(土)お寺からつながるグリーフケア in北海道
これまで名古屋、東京で開催してきました『僧侶のためのグリーフケア連続講座』を
通じて、この度北海道の僧侶ら14名が、5日間30時間のグリーフケアの学びを終えました。

学んだお坊さんたちが学習発表の場、そしてつながりを広げる場を開きます。



自分自身を知りセルフケアする力を身につけ、聴く力をロールプレイをベースに学び、
最終的にそれぞれが具体的な形としてグリーフケアのプロジェクト立案を行いました。


その学びをグリーフケアに興味、関心がある方、またすでに取り組んでおられる
みなさんと共有する場として「お寺からつながるグリーフケア」という特別企画をつくっております。



北海道の地域においてさらに、「グリーフケアが当たり前にある社会」に向けた
広がりを大事にしたいと思います。

グリーフケアの知識を学び、体感的、実践的に「聴くことの力」を学ぶ
ロールプレイを重ね、僧侶としてこの学びをどう活かしていくのかを考える
プログラムを経て、得たことから

「グリーフケアを学んだ私の変化〜Before&After〜」

「僧侶から生まれるグリーフケア企画」

の発表を行います。



当日は遺族会を運営されたり、グリーフケアに関わる方はもちろん関心のある僧侶、
葬儀社、医療関係者など、死に直面する立場の多様な人達がつどい、出会える場に
なればと願っています。


この場で生まれるつながりが、北海道のグリーフケアを豊かにする一歩となりますように。



日時:9月24日(土)17時半〜20時頃(終了後 懇親会あり)
   ※受付は17時頃より開始

場所:覚王寺(〒001-0045 北海道札幌市北区麻生町5丁目2−12)
   JR札沼線新琴似駅、地下鉄南北線麻生駅より徒歩5分
   

内容:●「僧侶のためのグリーフケア連続講座」修了生による発表
    1)私の変化 Before&After 
    2)僧侶が生み出すグリーフケア企画 発表
   ●北海道のグリーフケア団体によるプレゼン
   ● 参加者同士の対話、交流

参加費:1,000円(当日会場にて)

定員: 50名程度

来てほしい方:
 ・グリーフケアに関わっている方や興味のある方
 ・身近な人や大切な人を亡くされた方 
 ・このテーマに関心のある
   看護師さん、お医者さん、葬儀屋さん、学校の先生、カウンセラー
   宗教者(僧侶、牧師や神父,シスター等)など


申し込み方法:
 info★live-on.me(リヴオン事務局)まで ★を@に変えて送信
 1)お名前(ふりがな) 2)メールアドレス
 3)ご所属と立場
 4)懇親会の参加の有無(費用は3,500円〜4,000円程度になります)
をお知らせください。 

またはFaxでも受け付けております。 FAX: 03-6806-7180 まで。

当日緊急連絡先:090−6116−5680


受講生一堂&講師の水口と尾角も、みなさんのお越しをお待ちしております^^


| okaku-terumi | 僧侶・宗教関係 | 23:38 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
2016.07.03 Sunday
【レポート】僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道 第三講
第三講のテーマは「共感の『聴く力』を身につける」です。

今回は、受講生の東川寺(曹洞宗)徒弟 風間天心さんがたっぷりと臨場感あふれるレポートをしてくださっています。


● ホームワークの共有

 まずはホームワークについての共有が行われた…ようです。すみません、遅刻してしまってここは参加できていません。ホームワークは「『聴く』『共感』に関する書籍を読んで、みんなと共有するために文章にしてまとめてくる」という内容でした。
 てるみんが参考文献をあげてくれていたので、僕はその中から「技芸(アート)としてのカウンセリング入門」を選びました。「アート」という言葉に惹かれて読んだものの、期待したほどアートについては書かれてなかったのが残念です(笑)。一緒に購入した「アートセラピー再考」を読んで、この鬱憤を晴らそうと思います。




 本を要約すると、カウンセリングは「知識」を詰め込んで「スキル」をつけるものではなく、実際にクライエントと対峙する経験を積んで「姿勢」そのものを「技芸」として学ぶことが大事、という趣旨でした。特に気になったのは、著者自身が仏教の影響を強く受けているということです。「マインドフルネス」を大きく取り上げ、「あるがまま」捉えるといった姿勢も非常に仏教的です。「声」や「呼吸」や「相づち」の方法などが具体的に書かれており、普段から僧侶が身につけるべき技芸も多く書かれています。僧侶が読むカウンセリング入門書としては適しているかもしれません。


● 共感もどき




 次は共感もどきのワークです。受講生の一人に最近気になっていることを話してもらい、その内容に対して全員が一言ずつリアクションをしていきます。ただし、事前にみんなに配られた紙には、それぞれどんな姿勢でリアクションをするかが書かれていました。(ex. 一方的手にたきつける、情報収集、アドバイスをする…)僕の紙に書かれていたのは「上から目線」です。話をしてくれた方は目上の男性で、とってもバイタリティのある方です。その方に上から目線は勇気がいりましたが、みんなの心無いリアクションを聞いた男性は「こんな返答ばかりじゃ相談したくない」と悲しい顔。
 男性(副住職)が話してくれた「住職との食い違いや月参りの時間配分の難しさ」に対して、僕が返した言葉は「それは結局、自己管理の問題でしかないですよね。」今日の講座を開始早々遅刻しておいて、どのツラ下げて言ってるんでしょうね?

 このワークで学ぶのは、共感しているつもりでも相手にとっては不快になるような姿勢があるということ。つまり「共感もどき」です。「上から目線」以外にも「分析する」「アドバイスをする」「のっとる」など、普段から僕も余計なお世話ばかりしているな、と反省する点がたくさんありました…。


●「聴く」ことに必要な力の学習

 よこさんから「共感」「聴く」についてのお話。最初に、「共感には治癒力がある」という話をしていただきました。「自分が何かを言った時、誰かがそれに真摯に耳を傾けてくれたら、それだけで先に進むことができる。」というアメリカの臨床心理士の言葉から、聴くことの力を再確認できました。

 ノーベル平和賞受賞作家、エリヴィーゼルの言葉を思い出しました。
(マザーテレサの言葉と思われていますが、間違いのようです。)

   愛情の反対は憎しみではなく、無関心(冷淡)です。
   美の反対は醜ではなく、無関心(鈍感)です。
   信仰の反対は異教ではなく、無関心(無宗教)です。
  そして生の反対は死ではなく、生と死の間での無関心(怠惰)です。

 その後、様々な「聴くことに必要な力」を教えていただきました。特に気になったポイントをいくつかピックアップします。

「自分を聴くこと」
何よりも自分自身が安定していないと他人への共感は難しい。修行時代に何度も痛感した体験です。自分が周りを助けようとするのですが、それは大きなお世話な上に、結局は自分自身の失敗で周りに多大な迷惑をかけてしまう。

「ジャッジしないこと」
一方的に何かを決めつけようとしている時は、自分自身に満たされていないものがある。「共感もどき」での自分の発言を思い出します…。「してはダメ」「〜していてエライ」どちらも勝手にジャッジしているだけなんですね。

「ままに」
ミラーリング(同じ言葉を反復して応える)、要約する、まとめる。
余計なお世話ばかりの僕は、要約することはできるんですが、スムーズにミラーリングするのが向いていないのだなと気づきました…。どうしても一旦頭を通してしまうのです。瞬発力が弱い。これでは一流の芸人にはなれませんね。

「沈黙の力」
相手の中にスペースを作る時間を与え、より深い問いかけを誘導する。これが中々難しいのですよね。月参りではいつもこの「沈黙」に悩まされています。

「NVC(Non-Violent Communication)」
たとえどんな発言であっても相手の言葉を聴き、彼らが「観察していること」「感じていること」「必要としていること」「要求していること」を聴きとる。例えば「父は天国に行っているんですかね?」と聞いたとしても、本当に求めている答えは「行っている、いない」とか「果たして天国はあるか」ではなく、ただ「父は安心できているのか」を知りたいだけ。
そして相手と向き合う際に「こちらが情報を必要としていること」を相手にもちゃんと伝えた方が良いのだと知り、少し安心しました。

「境界線」
共感疲労から自らを守る。→自分の限界を伝える。→継続的に支えていける。と捉えました。今回の講座の最後に行った、お互いの周りを身振りで包んであげて「ヴェール」を作るワークが本当に癒されました。

● ロールプレイを通じてグリーフを分かち合う




 最後にロールプレイを行いました。3人1組で、遺族役、僧侶役、観察者に分かれて、あるシナリオに沿って実際にシチュエーションを作ってみました。これまで散々「具体的な共感の方法」や「避けるべきこと」を学んだ後だったので、とても神経をすり減らしました。しかも僕が僧侶役の時の遺族役はなんと、てるみん!
 父を自殺で亡くした息子役のてるみんは自分からは何も話そうとしません。それはそうです。彼は親族に父の死因を口止めされていますから。かなり長い沈黙を味わった後、これは自分から口火を切るしかないと思いつつも、何て声をかければ良いのかわからない。「何か塞ぎ込んでいるようですが、私でよければ話してみませんか?」と、何とかひねり出した言葉です。しかし、ロールプレイ後、てるみんは「あの言葉をかけてくれた瞬間に『もうそれだけで十分』」と僕が想像した以上に救われた気持ちになったそうです。しかし、せっかく話し出してくれた彼の言葉に僕は再度、沈黙してしまいました。

「自殺って本当に悪い事なんですかね?」

「悪い事じゃないよ。」と頭に浮かびつつも、もしかしてこれは「ジャッジしてるんじゃないか?」「上から目線なんじゃないか?」などとグルグル頭が回っているうちに時間が過ぎてしまいました。この時てるみん(息子役)は、「自殺は悪い事なんかじゃない!」とハッキリと言って欲しかったそうです。やはり、僧侶の立場だからこそ、そうハッキリと言って欲しいのですね。また、父を亡くした息子にとって男性の僧侶というのは、余計に父親のような頼もしい姿勢を重ねるのかもしれません。

 このロールプレイをするまでは「僧侶は教義ばかりを押し付ける傾向があるので、まずは一人の人間として向き合う姿勢が大事。僧侶であることは二の次」と考えていましたが、やはり僕たちは僧侶。僧侶であるからこそ話してくれている事も多いはずなので、僧侶の立場から答えるべき時もあるのだな、と考えを改めることができました。

● まとめ

 講座内でも話しましたが、今回の共感に関するワークを通じて、修行時代に強く印象に残った体験を思い出しました。曹洞宗の修行道場では、初めは誰かと話すことも、人の目を見ることすらも禁じられています。もちろん精神的には極限の孤独感に陥ります。しかも僕は特に物覚えが悪く、四六時中、怒られ続けて本当に限界に達しそうでした。そんなある時、指導役の先輩が僕の「肩」にそっと手をかけてくれました。本当は指導役も僕たちとコミュニケーションをとってはいけないのですが、彼は黙ったまま何も言いませんでしたし、実際どんなつもりだったのかも後日確認することはできませんでしたが、実際に僕はあの手が置かれただけで

「一気に救われました。」

言葉は必要ありませんでした。ただ、その先輩の手から伝わって来る「温かなオーラ」が、何よりも強く優しい言葉で僕の心に語りかけてきました。

「頑張れ」

今思い出しても泣けてきます。最近、涙腺がゆるいのは歳のせいですね(笑)。そして段々、改行の仕方がいわゆる「ブログ調」になってきてしまい、恥ずかしくなってきました。そろそろまとめようと思います。



 今回の第三講を通して僕の中で出た結論は、結局

「人間同士の相手を慮(おもんばか)る気持ち」

それに尽きると思いました。苦しみに耐える人ほど、相手に悟られまいと本当の気持ちを隠そうとします。むしろ自分自身でも隠していることに気づいていません。グリーフケアはその奥にしまわれた感情に気づかなくてはいけません。しかし、それに気づくために必要なノウハウなどはありません。普段から如何に相手の気持ちに配慮し、見えないものに対して想像力を持てるかどうか、そんな人間としての深い配慮こそがグリーフケアを学ぶ人間にとって、何よりも必要な姿勢であると感じました。

 そしてこの日の懇親会では、講座で教わった「聴く姿勢」はどこへやら、宗派間の熱い議論が飛び交いました(笑)。これもまた、この講座の醍醐味です。


(曹洞宗 東川寺・徒弟 風間天心

| okaku-terumi | 僧侶・宗教関係 | 15:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.06.29 Wednesday
【お知らせ】いのちの学校 in 名古屋 第一講
グリーフについて学びあう「いのちの学校」は、
これまで石巻、京都、東京と三地域で4期開催されました。

そしてこの度、今年にリヴオンファシリテーター
養成講座2期を修了した五藤広海さんと、
野田芳樹さんがファシリテーターを務め、
新たな地域、名古屋で開催いたします。







グリーフケアについて学んでみたい
グリーフワークをやってみたい
知識だけでなくて、身体をケアする力や
言葉以外の表現をつかってグリーフについて
丁寧に触れていく時間もあります。

学んだことがある人も、ない人も
誰かを亡くしたことがある人も、まだない人も
どんな方でもいらしていただけます。

連続講座として開催しておりますが、
1回だけのご参加でも大丈夫です。
みなさまのご参加をお待ちしております。


いのちの学校東海チームメンバーと、Skypeミーティングの様子。


第一講 「失うこと、死別」について学ぶ


と き 7月14日(木) 18:30〜21:00 (受付時間18:00〜)

ところ 白鳥山 法持寺
    (愛知県名古屋市熱田区白鳥1丁目2−17)
    地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩5分、JR東海道本線「熱田」駅より徒歩10分
※境内と近隣に駐車場があります。

テーマ グリーフについての講義・グリーフワーク 

参加費 2,000円

参加方法 事前申込は必要ありません。
     当日会場に直接いらしてください。
     また、途中からの参加や一回のみの参加も歓迎いたします。
     経済的にしんどい方はご相談ください。


こちらからチラシの詳細がご覧いただけます → チラシ
| okaku-terumi | いのちの学校 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.06.21 Tuesday
【開催報告】リヴオン設立7周年記念イベント「花笑み」

6月12日、梅雨の合間の晴天の中、リヴオン設立7周年記念イベント「花笑み」を開催いたしました。
場所は、天井絵が素晴らしい百八畳敷の増上寺光摂殿大広間。
これまでの7年を支えてくださった60名を超える方々が足を運んでくださいました。また、ご都合のつかなかった全国各地の方々から、たくさんの想いを形にして届けてくださいました。
リヴオン一同、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

「花笑み」はお花のオープニングセレモニーからスタートいたしました。自分が失った大切な存在や大切な存在を失った自分自身に想い向けて、またこの場に運んできてくれた誰か大切な人に向けて、1本ずつお花をさしていただきました。
そして、起業家ダイアログ「百花繚乱」へ。リヴオンの7年間で出会ってきて、応援しあえる社会起業家の仲間たちを知ってもらいたい、またダイアログを通じて、参加者一人ひとりの中にある「種」のようなものを見つけられたらという願いを込めたプログラムでした。
続いて、上田假奈代さん(リヴオン理事)によるワークショップ「こころのたねとして」を行いました。「いのちの学校」でも行っていて、2人で行うグリーフワークとして反響の大きいワークです。
様々なプログラムやたくさんの方々のスピーチを通して、7年間のリヴオンの歩みとこれからの未来を一緒に共有できた時間であれば幸いです。

これらの素敵な写真を撮影してくださったのは、ブータン・チベット文化圏・教育をテーマに活動する写真家の関健作さん。
たくさん素敵な写真を撮ってくださいましたので、後日また写真のご紹介をさせていただきたいと思っております。
また、当日のお料理を担当してくださったのは、映画・小説・絵本などから印象を受け連想して想像の料理を作られている「ものがたり食堂」を展開されている「about-f」のさわのめぐみさん。リヴオンが今まで大切にしてきた物語を感じられるお料理を机いっぱいに表現してくださいました。このお料理の写真は後日改めてご紹介させていただきます。
ここには書ききれないたくさんの方々への感謝の気持ちを込めて、本当にありがとうございました。
そして、これからもリヴオンをよろしくお願いいたします。

(事務局:但馬香里)
| okaku-terumi | イベント | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.06.19 Sunday
【開催報告】大切な人を亡くした若者のつどいば
6月19日(日)京都市にて、大切な人を亡くした若者のつどいばが開催されました。


会場となったのは、東本願寺にほど近いしんらん交流館です。



プログラムの内容

この日は初めて参加する方が何人かいたため、自己紹介をした後に、身体を動かすワークでウォーミングアップをしていきました。

リヴオンで開催しているつどいばでは、「自分が体験してきたことを言葉にしながらわかちあう時間」と、「これからを生きるための具体的な1歩を探る時間」の両方を大切にしています。

午前は、わかちあいの時間。亡き人への想いや今自分が感じていることなどを言葉にしていきました。

出てきた話に対して相手へのコメントなどは一切挟まず、話しっぱなし、聴きっぱなしということがこの時間のお約束にあるのですが、話を聴いたことで思い出したことなどを、「私が感じたこと」として話していくことはOKとしています。

「今、亡き人のことを話すことが重い」と、言葉にした方も。亡き人のこと、これからのことを考えるのが今は苦しいと言う時に、「重いんだ」と言葉にしてこぼすことが出来るだけでも、ちょっと何かが軽くなることがある。だからこそ、いつでも参加したい時に来てもらえるように、京都では毎月開催をしています。



お昼は会場内のレストランにて
ご飯を食べながら、出身や職業の話をして和みました。

午後は、当事者ミーティングをおこなっていきました。





実は私事になりますが、夫を亡くしてから低気圧というものがとても苦手になり、この日の前日はとても心身の落ち込みが激しくて、家から出たくない。人と会いたくない。引きこもりたい。そんな状態でした。

それでも、娘の学校公開があったため、なんとか外に出て、学校に行って、そうしたら、ちょっとだけですが他のこともやってみようと、子どもたちとお昼ご飯を食べに行けました。
そんなこと、出来て当たり前と言われたらそれまでなのですが、本当にしんどい時、それすら出来なくて・・
そして、そんな自分にとても落ち込むのですね・・。

だから、今日つどいばに参加してくださった方も、知っていて行こうかと思ってて来られなかった方も、「ちょっと外に出て、人と会ってみよう」と思えた自分を、存分に称えあいたい!と、改めて感じました。



帰りに会場からほど近い、東本願寺にも立ち寄らせていただきました^ ^壮大でした!


久しぶりに、ただ、ただ、「大切な人を亡くした私」として、自分の言葉を紡ぎ出し、他の人の言葉を聴く時間は、とても濃密で、尊かったです。
この時間をともにしてくださったみなさま、ありがとうございました。

(記録:水口陽子)

【大切な人を亡くした若者のつどいば 京都・東京】

京都のつどいばは、今週末の日曜に開催されます。
お父さん、お母さん、兄弟姉妹、大切な身近な人を
亡くした若者のための「つどいば」です。
誰にも比較、批判、解釈されることなく、ままに
自分の経験したことを語れる場所であり、他者の
経験を聴ける場です。
悲しいものは悲しい
さみしいものはさみしい
怒りだってあるかもしれない
どんな気持ちもそのままに大事にできる場であればと願っています。


京都 7月17日(日)

会場:明覚寺 
   
東京 7月30日(土)

会場:リヴオンオフィスohana
  住所:東京都荒川区荒川4-25-8-603(サウルスマンション3 町屋壱番館
   (東京メトロ千代田線・京成線町屋駅から徒歩7分<アクセス>


時間:10時〜16時(9時45分受付)

プログラム:午前⇒自分自身を語る時間
      午後⇒当事者ミーティング

参加対象:15歳から30歳くらいの死別を経験した若者

参加費:無料

主催:一般社団法人リヴオン

申込:info☆live-on.me (☆を@にかえる)
   にお名前、ご年齢、ご住所、お電話番号を添えて
   メールをお送りください。

★京都府の自殺対策補助事業の一つとして開催しています。
※宗教関連施設での開催もありますが、中身と宗教は関係ありません

つどいばのFacebookページもぜひご覧ください。
| okaku-terumi | つどいば | 16:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.06.14 Tuesday
【レポート】僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道 第二講
6月2日、僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道 第2講が開催されました。
青山直樹さん(浄土真宗本願寺派・浄光寺住職)にレポートしていただきます!

第2講のテーマは「自分自身を知る時間」ということで、“「セルフケア」とは何か”について学びを深めました。
他者をケアするためにはまず自分自身を知ることとセルフケアがベースにあるからです。

そこで初めに「ロスライン」というワークを行いました。

●受講生(女性)の描いたロスライン

自分が生まれてからこれまでの人生を線で表し、線の上に失った出来事、線の下にその時に感じたことを書くというワークです。ロスラインを描くことにより、大小にかかわらず、誰もが人生においてグリーフを経験しているということに気づきました。また自分を見つめることで他者への想像力の種が撒かれます。


●ロスラインをわかちあう様子(右:筆者)


午後からは“セルフケアがなぜ大切か”について学びます。

相手のグリーフケアをするためには自分に余裕がないと出来ないし「共感疲労」を起こすこともあります。共感疲労とはグリーフケアしている本人が感情移入しすぎて、当人と同じような心理的疲労状態に陥ることです。共感疲労しないために自己を防衛する術を身に付けておく必要があります。まず、自分自身をよく知り、自分にとって何がどのようにしんどいのかに気づくことです。そしてしんどいと感じた時は積極的に相手との距離や時間をおくこと。さらにあるがままの自分を認めてもらえるような人間関係を築くことです。

最後の自分自身のセルフケアを5つ書き出し「セルフケアの傾向を知る」というワークでは、家族で過ごしたり、好きなものを食べたり、寝たりすることがセルフケアになるという方が多かったです。



●セルフケアの傾向を知るワーク


そしてお寺でできるセルフケアは何かを考え、お寺と言う非日常性そのものがセルフケアに大きな役割を話していることに受講者全員が気づきました。



●お寺×セルフケア

第2講を受講して、他者をケアするためにはまず自分自身を知り、自分を大切にすることが他者をケアするベースにあるのだと気づく一日でした。



*:.。..。.。o○*:.。...。.。o○*:.。.参加者アンケートより。o○*:.。..。.。o○*:.。.。..。.。o○


★朝は落ち込んでいたので、講座を受けて元気になった。

★地図を無心で作ったのがすごく楽しく、あっという間で、セルフケアになりました。ワークなのでカラフルなペンを使うようになり、久しぶりに色を使うのが楽しくなってきました。

★セルフケアしていいと知れたこと。そのスキルを身に付けることが大事と知れたことがよかった。
| okaku-terumi | 僧侶・宗教関係 | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.06.09 Thursday
【祝】リヴオン設立7周年記念イベント「花笑み」開催






リヴオンはおかげさまで、この2月に7周年を迎えました。

法人としては12月で5周年になります。



ともにお祝いをする場を開きます。支えてきてくださったみなさまには感謝を伝える場でもありご報告と、これからのビジョンをお伝えしたいと思っております。これまで様々な場に参加してくださった方が一堂に会する貴重な機会。



リヴオンだけでなく他のフィールドで社会起業されている起業家仲間たちのトークセッションなど当日はみんなで「未来の希望」が感じられる時間になるのではないかと・・・。



当日は、リヴオンならではの企画や美味しい食事のひととき

そして新たなご縁がうまれる「仕掛け」もご用意しております。



まだリヴオンに関わったことがない方にもどうぞお誘い合わせの上、お越しいただければ幸いです。



代表 てるみん (尾角光美) 拝





★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆





【日時】2016年6月12日(日)16時〜20時半 (15時半 受付開始)



【場所】増上寺 光摂殿 大広間

    東京都港区芝公園4−7−35



【プログラム】

  リヴオンの7年の歩み

  社会起業家ダイアログ「百花繚乱」

  食事と語らい

  上田假奈代さんのワークショップ
なくした大切な人を想う時間

   「こころのたねとして」

  リヴオンの未来、みんなの未来



【参加費】

  大人チケット 10,000円 (食事代、記念ギフト代 込)

  学生チケット  3,500円 (食事代、記念ギフト代 込)

  応援チケット 20,000円 (上記に加え、遠方の遺児や遺族の参加交通費を応援する)

   ※経済的にしんどい場合は事務局までご相談ください

   ※食事の量にも影響がありますのでキャンセルされる場合

    できるかぎり6月5日までにご連絡ください

    

【お申し込み】?または?の方法でお申し込みください



? 事務局 info★live-on.me(★⇒@) まで下記内容をお送りください

  1)お名前 2)ご所属、お立場 3)携帯電話 

  4)メールアドレス(PC)

  事務局より参加費のお振込先をお伝えします



? Peatixから⇒ コチラ

       (クレジット、コンビニ支払い)





【定員】100名



【お問い合わせ】

 事務局 info★live-on.me (★を@にかえて送信)



【主催】

  一般社団法人リヴオン  http://www.live-on.me/





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「花笑み」

花が咲くこと。また、咲いた花のような華やかな笑顔。

             出典:デジタル大辞泉





| okaku-terumi | イベント | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2016.06.02 Thursday
【開催報告】いのちの学校 ぎゅっとゼミ@江東住吉 最終講
5月27日に「いのちの学校 ぎゅっとゼミ@江東住吉」の第四講が開催されました。
会場は、東京都江東区住吉にある「BLUE OCEAN CAFE」。

「いのちの学校」は、大切な人をなくした自分自身や
他者を大事にするために必要な”グリーフケア”を学ぶ場です。
これまで石巻、京都、東京と三地域で、
半年〜1年の期間に全12回のプログラムで開催されました。

今回のぎゅっとゼミは、その12回の内容を1ヶ月間、全4回に
凝縮して学んでいく形となっています。今回はその最終講でした。

9名の参加者の方々がグリーフケアについて学び、グリーフワークを行いました。
第四講のテーマは「これからを生きる」でした。
講座の内容と、ご参加者のアンケートより感想の一部をご紹介します。



★Stepping Stoneのワーク
自分の価値観に大きく影響を及ぼした出来事や出会いを振りかえり、表現してみるワークです。
出来事や出会いを3つ思い浮かべ、コラージュを作りました。

〜参加者の感想〜
・自分のこれまでの人生が、様々な色彩に彩られていることが分かって嬉しかったです。


★未来ビジョン
自分の1年後、3年後、10年後を想像したり、願ったりしながら、コラージュを作ります。
アートのワークは作成した作品の中から、無意識的に考えている事を発見できたりもします。



〜参加者の感想〜
・初めて、自分の1年後・3年後・10年後を考えた。
・コラージュは、言葉にならない部分をひろってくれる感じがして、楽しい。見て、自分で癒される。

1週目「グリーフを学ぶ」。
グリーフとは何か?「グリーフ」は大切な人、ものなどを失うことによって生じる、その人なりの反応、
状態、プロセスのこと。感じる「ままに」大切に感じてみる事の大切さを学ぶことから始まりました。

2週目「自分自身を大切にする」。
自分自身の状態を知り、自分自身を大切にする=セルフケアを学びました。

3週目「グリーフを表現する」。
「思い出の場所」詩のワークを通して、グリーフに向き合いました。

そして、最終日「これからを生きる」。
過去を見つめ、そこから未来の自分を思い描きました。
グリーフはそこから乗り越えるものとか立ち直るものではなく、抱きながら歩むもの。
そう思える講座であったことを祈ります。

全4回の講座は「ぎゅっとゼミ」という名前の通り、中身の濃い、ぎゅっと凝縮された内容でした。
「BLUE OCEAN CAFE」の明るく落ち着いた雰囲気と、そこに集まった方々の温かい空気で、毎回素敵な時間になりました。
参加して下さった皆様、ありがとうございました。

(事務局:但馬 香里)
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2016.05.26 Thursday
【レポート】僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道 第一講
僧侶のためのグリーフケア連続講座がいよいよ北海道で開講いたしました。
今回は事務局をつとめてくれている内平淳一さんにレポートをしていただいています!



 リヴオン尾角光美さんによる「僧侶のためのグリーフケア連続講座in北海道」。その第1講が、5月17日、東本願寺会館北海道教務所で開催され、受講してきました。

 講座は、午前11時から始まり、午前は連続講座の概要についての説明があった後、ファシリテーターの尾角光美さんが「てるみんの一人称の物語」と題して、自身がグリーフケアに出会い、学ぶことになった経緯などを語ってくださいました。
 以前にも講演やプレ講座で聞かせていただいたことがありましたが、てるみんの経験に基づいた言葉の一つひとつには、いつも深く心を動かされます。今回講座を受けるのにあたって、「私がグリーフケアを学ぶ理由」を書いてくるという課題があったのですが、てるみんほどのものではないにしても、なぜ自分がグリーフケアを学ぼうと思ったのか、自分自身の物語というものを大事にして学んでいこうと思いました。



 昼休憩の後、午後からまず行われたのが「3分レクチャー」。
 グリーフについて講義を受ける前に、3分でグリーフとは何かを説明し、そして説明を受けた人は2分でその聞いて理解した内容を伝え返すというもの。プレ講座でグリーフについて概要は学んでいましたが、いざ自分でそれを説明するとなると、難しい…。3分どころか1分半で説明が終わってしまい、3分間という時間で過不足なく伝えることの難しさを感じました。

 この「3分レクチャー」の後、もう一人のファシリテーター、水口陽子さんが改めて「グリーフ」について説明してくださいました。
 グリーフとは、「大切な人、ものを失うことによって生じるその人なりの自然な反応、感情、プロセス」。そして、大事なのは「その人なりの」ということ。大切な人やものを失うことによって生じるのは、悲しみだけではなく、人によっては安心、無感動、後悔、怒りなどであったり、あるいは心理的影響だけではなく、身体的影響(睡眠、食欲への影響、胃痛など)や、社会的影響(不登校、会社に行けない、人間関係の悪化など)、スピリチュアル的な影響(生きている意味の喪失や模索など)であったりと、その影響は多岐にわたるということです。
 遺族の抱えるグリーフの課題は多様でそれぞれである、そのことにご遺族に接するときには注意し、またそのことをご遺族に伝えるということをしていきたいです。



 そして、グリーフワークやケア、サポートの説明があった後、行ったのが「『違い』を知るワークショップ」。
 これは、4グループに分かれ、「病気でなくした人」「自殺でなくした人」「親をなくした子ども(若者)」「子をなくした親」について、それらの「抱える困難、課題」と「それぞれのニーズと必要なケアやサポート」を挙げるというもので、私は「病気でなくした人」のグループでした。
 このワークを通して感じたのは、自分たち僧侶にできることは決して多くないということ。病気では、医者など専門家につなぐしかないこともあります。そして、これは他のグループの感想として出たものですが、その専門家につなぐにも、そもそもその情報さえ知らないということもあります。僧侶としてできることは何かを模索するとともに、先ほど書いたグリーフの情報を提供できるようになることが大事だと強く感じました。






発表の風景(右側が内平さん)



親を亡くした子どもの抱える課題とそれに対して必要なこと


 以上、講座が終わったのは午後6時。7時間(途中休憩1時間)という長時間でしたが、それもあっという間に感じる充実した一日となりました。法務の現場に生きかせるよう、残り4回もしっかり学んできたいと思います。

(覚王寺・副住職 内平淳一)
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