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  • 【お知らせ】9/24(土)お寺からつながるグリーフケア in北海道
    アカネ (09/20)
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2017.06.17 Saturday
若くして死別を経験をした人のための場「つどいば」への想い

*6/23(金)東京「つどいばカフェ」のお知らせ*

 

つどいばカフェとは・・

大切な人を亡くした若者のつどいばに行ってみたいけれど、まずはどんなところか知りたい、いろいろな理由で一日のプログラムに参加することが難しいけれど、少しでもつどいばを体験してみたい方を対象に、ゆったりと佇む中でつどいばのことを知る、つどいばの空気感を体感してもらう場です。

日時:6月23日(金)19時〜21時頃 (※受付は18時45分より)
場所:リヴオンオフィス*ohana*
  最寄り 京成線またはメトロ千代田線「町屋」駅徒歩7分
  荒川区荒川4-25-8 サウルスマンション3町屋壱番館603号
   詳しい行き方は<こちら>

 

参加費:

無料 交通費がしんどい方はご相談ください。

 

お申込:

件名に「つどいば 東京6/23 参加希望」
本文に「お名前・ご年齢・ご住所・お電話番号」をご記入の上、
    info☆live-on.me まで(☆を@に変えて)ご連絡ください。


プログラム:
‖臉擇平佑鯔瓦した若者のつどいばって、どんなところ
つどいば・グリーフについて知る時間
△海海蹐曚阿譴觧間
グリーフワークを体験してみよう
ぜ,琉貶發鮹気訶事者ミーティング
ジ斥佞鯊りあうクロージング

 

※グリーフとは…大切な人やものを失うときに生まれてくる感情、状態、プロセスのこと。

 

対象:
つどいばがどんな場なのか知りたい・体験したい15〜30歳くらいまでの方
※運営のみに興味のある方はご遠慮させていただいております

 

*********

 

こんにちは。

大切な人を亡くした若者のつどいばを開いております、

京都ファシテーターの水口陽子です。

 

 

リヴオンで主催している「大切な人を亡くした若者のつどいば」は・・

 

病気・自殺・事故などで、親や兄弟、友人など大切な人を亡くした10代から30歳くらいまでの若者がつどい、大切な人を亡くしたことで生まれるさまざまな感情・思いを言葉や、言葉以外の方法で形にしたり、それぞれが抱えている現実的な課題について一緒に考え、次への一歩を探る、そんな時間を共にする場です。

 

今月の「つどいば」は、

<つどいば京都> 6月18日(日)10〜16時

<つどいばカフェ東京> 6月23日(金)19時〜21時

 

に開催されます。

 

この「つどいば」のファシリテーターを担当するようになってもう少しで1年となりますが、改めて、自分の希望と共にこの場にいさせていただいていることを感じています。

 

私がつどいばのファシリテーターをやりたいと思ったのは、個人的な体験が関わっています。

それは、「つどいばが定期的に開かれていて、必要な人がたどり着けるように」という想いです。

 

私は30代で夫を亡くした経験があります。子どもは2人いて、当時小学校4年生と保育園の年長でした。

 

最近SNSで出てきた4年前の写真です。

彼らにとっては、父親を亡くして半年を過ぎた頃でした。

 

亡くした直後はそれぞれに心や体への影響がありながらも、家族や友人のサポートがあったことで、大変ながらも日々を送ることができました。今でも当時支えてくださった皆さまには、感謝の気持ちが尽きません。

 

 

あれから4年半ほどが経ち、みんな元気に会社や学校へ行っている毎日・・だと良いのですが、現実には4年経っても「まだ」と感じるほど、心身の調子が揺らぐことがあり、当たり前に出来ていたことが出来ないという状態になることもあります。息子は今年受験生と言うこともあり、どうしようも出来ないほどの疲れや集中力・記憶力の低下に苦しむ様子もしばしば見られます。

 

その状態がグリーフによる身体的な影響のひとつであるということを知っている人は、日本ではまだまだ少ないため、「やる気がない」「気合いが足りない」と見られがちなことも、本人にとって厳しい現状なのだと感じています。

 

 

もちろん、すべてが父親を亡くしたことによる影響とは言い切れませんが、「何年経っていようが、命日や故人との記念の日が近づいたりすると涙が出たり身体が重くなる、ということがあるのも自然なこと」と、知っている人が増えていったら・・そして、必要な時につどいばのような場所へつながることができれば・・少なくとも出来ないことを責めて、より苦しい状態や状況になることを減らしていけるのでは・・

 

そんな想いと願いを込めて、この場を担当しています。

 

「つどいば」は亡くした相手へ想いを向けたい方、または、亡くす経験をした自分を大切にする時間を持ちたい方が主な対象となります。もし「自分が経験したことを、家族や友達以外の人に話したい。似た経験をした人の話を聴きたい」と思った方は、まずは一度足を運んでいただければ幸いです。

 

そして対象ではない方も、よろしければ情報を届けていっていただきたいです。

必要な方に届きますよう、応援をよろしくお願いいたします。

 

 


 

*京都のお知らせ*
日時:毎月第三日曜日 10時〜16時頃 (※受付は9時45分より)

   【開催しました】6月18日(日)

   【次回開催】  7月16日(日)

※ 8月の京都つどいばはお休みします。

 

場所:(6月)しんらん交流館
   京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町199

   地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分

 

   (7月)明覚寺本堂

   京都市下京区新町通正面下る平野町783

 

プログラム:
 *こころほぐれる時間
  アイスブレーク&自己紹介 つどいば説明
 *グリーフにふれる時間
 *グリーフをふりかえり、互いに聴きあう時間
 *一緒に次のいっぽを探す時間
  今抱えている課題やもやもやを、みんなで一緒に考えます
 *ことばを贈り合うクロージング

 

参加費:

無料 交通費がしんどい方はご相談ください。

 

お申込:

件名に「つどいば 京都7/16 参加希望」
本文に「お名前・ご年齢・ご住所・お電話番号」をご記入の上、
    info☆live-on.me まで(☆を@に変えて)ご連絡ください。

 

(記録:水口陽子)

| okaku-terumi | つどいば | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.06.13 Tuesday
【レポート】いのちの学校in名古屋 第11講「日常でできるグリーフワーク」

こんにちは。

第5講でもレポートを書かせて頂いた、会所である白鳥山法持寺副住職の川口高裕です。

 

(写真は、6月11日に行われた「桶狭間の戦い」で信長が駆けた道を観光ルート化した「信長攻路 桶狭間の戦い 人生大逆転街道」の銘板除幕式のものです。)

 

今回も参加者からの視点でレポートさせて頂きます。

「いのちの学校in名古屋」も残り2講、もうすぐ終わってしまうというグリーフを感じていたところに嬉しい知らせが!

これまでの学びを皆様で共有する「学びとつながる発表会」という機会を、全講終了後に設けて頂けるとのこと!

参加者同士の交流も深まり、とても楽しみになりグリーフも無くなりました。

 

それでは、第11講のレポートをお伝えします。

今回は「日常でできるグリーフワーク」と題して、これまでの復習も兼ねた学びとなりました。

何度か欠席してしまった私にとっては、とても有り難いことですm(_ _)m

 

 

●オープニング

今回のオープニングは「今の自分をお花に例えてみると?」という新緑の季節にピッタリのクエスチョン。

トゲがある等もあり仏事で用いられることは少ないですが、その日は長男の遠足で「バラ」の写真が送られてきましたので、思わず「バラ」と答えてしまいました。

参加者の皆様も多くの種類を挙げられましたので、その場の雰囲気が華やかになった気がしました。

 

 

●今日の三本柱

今日は「自分のグリーフ」、「他者のグリーフ」、「自分自身を日常で大切にするために」の3つを中心に学んでいくとのこと。

ごっちゃんのコミカルなイラストに笑いが漏れる中で解説が進んでいきました。

 

 

●二重過程理論

このコーナーでは、喪失と回復の「二重過程」について学びました。

喪失志向から回復志向へ進むことが自然だと思っている方が多いためか、揺らいでいる自分を責めてしまうことがあります。

しかし、揺らぐことこそが自然であり、その揺らぎと共にあることが大切と教えて頂きました。

 

グリーフは人それぞれ。

 

まさに対機説法で教えをきく人の能力・素質にふさわしく法を説くことのように、

それぞれにあった形で情報を伝えていくことの重要性も改めて感じました。

 

 

●自分のグリーフを大切にするための時間

「今、自分のグリーフを大切にするためにどんな時間を持っていますか?」と、

「自分のグリーフを大切にするためにこれからどうしていきたいですか?」を考えました。

 

お仏壇に手を合わせたりお墓参りをすることや、自然の中に身を置いたりボランティアをするなど皆様色々なケアをされていました。

私自身は第6講で「セルフケア」について学びましたが、中々自分にあったケアが出来ていないと感じていました。今回もいくつか思い浮かべてみましたが、それらが逆にストレスになっていることが多いと感じてしまい、改めて自分にあったケアを考えたいと思いました。

 

 

●他者のグリーフにふれたときに生まれる気持ち

次は、自分ではなく他者のグリーフにふれたときにどういう気持ちが生まれ、身体のどのあたりが反応するかについて、身体のイラストに色鉛筆で書き込んでいきました。

これは、自分自身を客観的に見る「Awarenes」という気づきの力を養うための試みでした。

 

 

●他者のグリーフを大切にするためにどんなことを?

このコーナーでは、他者のグリーフを大切にするためにしていきたいことを考えていきました。

他者と自分の「境界線」を意識しながら、自分も相手も大切にするためのコミュニケーションについてや、セルフケアも行うことが大切などの話が出てきました。

 

 

●弔辞のワーク

ここでは、自分のお葬式で語られる弔辞について考えました。

具体的には「家族、子ども、パートナー、親友が自分のお葬式で、自分のことを語ります。どんな風に語られているか、想像して、または理想を描いて、言葉にしてみましょう。」というワーク。

 

まさか、自分自身の弔辞を考えるとは想像もしていませんでしたので、お話を聞いたときはとても衝撃的でした。

私は、残念ながら途中でこれ以上考えることが出来なくなってしまいました。

共有する際も、皆様話しにくそうで辛いワークとなってしまいました。

しかし、このワークは自分が生きているということを際立たせるためにも、敢えて死を考えて頂くという取り組みとのこと。

このワークで、日々をより大切に生きていかなければならないと思いました。

更に、終活の必要性が高まっている現代では、死に目を背けてはいけないと改めて感じました。

 

 

●クロージング

クロージングでは「これから迎える梅雨を楽しむためにしてみたいこと」とのクエスチョン。

梅雨はマイナスのイメージしかありませんでしたので、楽しむと聞いてビックリしました。

でも、改めて考えてみると梅雨だからこそ楽しめることも多いですね。

このクエスチョンは、梅雨に対するマイナスのイメージをプラスにしてくれる素晴らしいものでした。

レポートが遅くなってしまい梅雨に入ってしまいましたが、雨にも負けずに日々を楽しみながら過ごしております。

 

次回は、講座としては最後の第12講です。6月26日に「未来ビジョン」と題して開催されます。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

◆次回 :いのちの学校 in 名古屋
第12講『 未来ビジョン』
 
と き:6月26日(月)18:30〜21:00(受付時間18:00〜)

ところ: 白鳥山 法持寺(愛知県名古屋市熱田区白鳥1丁目2−17)

地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩5分、
JR東海道本線「熱田」駅より徒歩10分
※境内と近隣に駐車場があります。

 

もちもの:コラージュづくりをします。

     はさみ・のり・切り取っても良い雑誌やカタログや写真

     をご用意ください。(忘れても大丈夫です。)
 
参加費:2,000円
※経済的にしんどいかたはご相談ください。
 
参加方法:
事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。

 

東京も<開催中>です。

| okaku-terumi | いのちの学校 | 18:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.06.09 Friday
【開催報告】日本財団セミナー「いのちを支える社会づくりへ」

東京都港区「日本財団ビル」にて、日本財団国際フェローシップセミナー「いのちを支える社会づくりへ」が開催されました。

リヴオンの代表理事である「てるみん」こと尾角光美は、現在、日本財団国際フェローシップのフェローとして英国にてグリーフの研究をしております。

同じくフェロー5期で小児科医の山岡祐衣さん(オクラホマ大学児童虐待センターでリサーチフェロー)と一緒に、一時帰国の研究発表を行いました

 

私、リヴオン事務局で働いております但馬が開催報告として紹介させていただきます。

 

 

〜セミナー「子どもの死亡事例の検証制度」〜

前半は米国で研究されている山岡さんの講演「子どもの死亡事例の検証制度 チャイルド・デス・レビュー」でした。

小児科医であった山岡さんは、数々の子どもの死亡事例を目の当たりにして、予防に向けた体制構築はできないかと米国にて研究されており、その研究内容の発表は大変興味深いものでした。

 

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山岡さんが研究をされているアメリカ・オクラホマ州では1995年「オクラホマ州連邦ビル爆破事件」がありました。

168名の方が亡くなったこの事件は9.11以前にアメリカで起こった一番大きなテロ事件です。

その経験から、トラウマケアやグリーフケアが身近な問題として取り組まれてきた町でもあるそうです。

 

現在、小児死亡の死因として不慮の事故は、各年齢において上位を占めています。

数として一番多いのは1歳未満で10万人あたり8.1人、1〜4歳の14%、5〜9歳の19%が不慮の事故死とのことでした。

防ぐことができたかもしれない事故死・・・。

数字を目の前にすると、その数の多さに胸が痛くなります。

 

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「子どもの死亡事例検証制度チャイルド・デス・レビュー(CDR)」はアメリカでは1978年からはじまり、2012年には全州で導入されているとのこと。

これにより、オクラホマで小児死亡が起こった場合、外因死(殺人・自殺・不慮の事故・原因不明)であれば小児死亡の検証委員会において検討され、予防策は各関連機関への通達など、州全体の規模での提言になるそうです。

それに比べると、日本では外因死の小児死亡があった場合、警察に連絡され検死が行われ、必要があれば司法解剖されたうえで火葬されます。予防に活かすための情報収集体制・検証体制がないということです。

 

山岡先生は日本での小児死亡事例検証体制の構築に向けて、法整備やガイドラインなどの体制づくり、多機関における相互理解と協力体制、研究体制の整備などを挙げられていました。

 

〜事例検討ワークショップ〜

グループごとに子どもが溺死した事例(救急搬送情報、病院情報、警察による検死情報)を読みながら、子どもの死亡につながったであろう要因と、どんな背景情報が必要かを挙げていきました。

母親が友人宅で、子ども2人(1歳と6歳の子)子どもだけで、お風呂に入らせていて、1歳の子が亡くなった事例でしたが、例えば「成長度合いは個人差があって、歩ける子も入れば、歩けない子もいるので、亡くなった1歳の子はどうだったのか」といった視点や「お母さんが心肺蘇生できなかったのはなんでなのだろうか」といったことを議論しました。

 

そして、追加情報(児童相談所情報、祖父母からの事情聴取、母親からの事情聴取、司法解剖結果、保健師からの情報)を読んだうえで、このケースがどの程度予防可能だったかを話し合い、このような事故を予防するためには、どのような介入が必要かを検討していきました。

 

最初の情報では医療情報に限られており、様々な可能性が考えられました。

追加情報では様々な機関や視点からの情報となっており、より事故の要因が具体的に推測できました。

このワークから、様々な機関からの情報を集めることの大切さ、それをまとめる横のつながりの重要性、それが揃ってこそ初めて死亡事故に至った要因や予防策を考えることができるということが分かりました。

 

山岡先生の話の中にもグリーフサポートの大切さを改めて感じることが随所にありました。

そして、先生もその必要性を仰っていました。

子どもの虐待や事故、その現場にはおそらくたくさんのグリーフがあり、サポートを必要としている人がいるでしょう。

各所でのグリーフケアの必要性は大きいだろうと思いました。

子どもの死亡事例の検証制度が構築されていく中で、グリーフケアが置き去りにならずに、ともに整備されていくことを祈るばかりです。

 

山岡先生のこれからの研究を心より応援しております。

貴重なお話をありがとうございました。

 

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〜セミナー「死別を支えるグリーフケア」〜

後半はてるみんによる講演「死別を支えるグリーフケア〜日英の社会政策の視点から考える〜」でした。

 

〇笋離哀蝓璽

てるみん自身の抱えるグリーフについて、そしてここまでに至るプロセスについて、自己紹介とともに。

 

▲哀蝓璽佞辰董

「グリーフ」という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃったので、グリーフとは何か、そして、その多岐にわたるその影響や課題について説明がありました。

 

F英の社会政策の視点から見るグリーフについて

リヴオンが目指しているのは「いつ、どこで、どんな形で大切な人をなくしても 必要なサポートに確実につながる社会の実現」です。

それには、いかに情報を確実に届けていくか・・という事が重要になります。

確実に出会う人たち、病院や行政・警察・消防や宗教者や葬儀社などがご遺族に情報を届けていくことができたら、確実にサポートを届けることができます。

日本ではまだまだそれが出来ていないのが現状です。

では、イギリスは・・というと、きちんと社会政策として取り組んでいることが、日本より大きく一歩先へ進んでいるところだそうです。

イギリスでは、行政(日本の厚生労働省にあたる機関)のサイト内に、自分の住んでいる地域を入力すると、受けられるグリーフサポートの一覧が出てくるというから、すごいですね。

 

「グリーフケアにおけるBig Mac理論」

マクロ・・・政策、グローバリゼーション、テロリズム、少子高齢化、自然災害、文化・社会規範

メゾ・・・・機関や組織(病院、宗教教団、葬儀社、NPO、学校、行政など)

ミクロ・・・グリーフを抱えた人たちの個別的な反応や課題や状況、支援やケアに関わる人、ひとりひとり

 

マクロな問題とそれを抱えるミクロな存在。それを繋ぐメゾという存在こそが大事で、大切な役割を担っているとのこと。

私たちリヴオンも、メゾの存在として、その役割を果たしていきたいと思います。

 

最後に、死別を経験した子ども・若者の話がありました。

22分に1人、だれかが親を亡くしています。

29人に1人、だれかが親を亡くしています。

 

日英の死別を経験した子どもへの支援はどうでしょうか。

イギリスでは先日大幅な遺族年金のカットが発表されたそうです。

資金不足の中での苦渋の決断。日本の未来も決して他人事ではないでしょう。

 

日本とイギリス。

グリーフサポートにおいて、一歩先を行くイギリスではありますが、世俗化や過度な医療問題化、グリーフをとりまく問題は多々あり、イギリスもやはりスタートラインに立ったところだというてるみんの言葉が印象的でした。

イギリスのグリーフの研究を通して、日本のこれからのグリーフサポートが当たり前にある社会の実現に向けての課題が見えてくるかもしれません。

実現へ向けて一歩一歩近付いていけることを願っております。

 

〜ワークショップ〜

お父さんを自殺で亡くした17歳の男の子の事例を読み、この子どもの抱える問題と考えられる支援をテーブルごとに検討しました。

 

ワークは、やはりいろんな視点から意見を出し合えるのが魅力です。

トラウマケア、分かち合いの場の必要性、経済的な支援、母へのサポートなど・・様々な意見がありました。

短い時間で、正直もっと深く話したかったし、他のテーブルの発表もたくさん聞きたかったなと思いました。

でも、短い中でもたくさんの気付きが各グループに生まれていたなと、有意義な時間だったと感じました。

 

 

私も普段一緒にてるみんとお仕事しながらも、イギリスで研究している内容をゆっくりと聞く機会がなかったので、貴重な時間となり、とても嬉しかったです。

 

前半・後半のどちらのテーマにも共通して言えることは、情報提供と横のつながりの必要性。

残念ながら、今の日本ではまだまだ縦割りな社会で、横の繋がりが少ないように思います。

てるみんも言っていました。

「病院関係者やNPOや宗教者が一緒に集い、考えていける場があったらよいですね。」

それぞれができるサポートがあり、情報交換できる横のつながりができたら、グリーフサポートもパワーアップできると思います。

そういった情報を集約して、いつでも誰でも取り出せるようなシステム作りができたらいいですね。

 

今日はそれこそ様々な機関の方が集っていて、一緒にそんな社会を作っていける仲間がぐっと広がったような実感がありました。

 

 

 

| okaku-terumi | 講演会 | 13:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.06.08 Thursday
【開催報告】大阪子どもや若者のグリーフケア・プログラム連続講座:第1講目

ワーク風景2

                                               photo by 坂上彰啓

 

4月23日(日)大阪市難波別院にて、「子どもや若者のグリーフケア・プログラムを学ぶ3回連続講座」がスタートいたしました。本講座は、『マイ大阪ガス Social Design+ 助成企画』として、親や兄弟、姉妹、身近な人を亡くした子どもや若者を関わり合うために必要な知識とあり方、プログラムのファシリテーションを学ぶことを主軸とした内容となっています。

開催の様子を水口よりご報告させていただきます。

 

講座概要

◎ 本講座誕生の経緯・子どもや若者のグリーフケアへの想い

◎ 講座の目的・主催団体リヴオンについて

◎ グリーフの基礎的な学び・グリーフワーク体験

◎ 遺児や遺児家庭が抱える困難と課題・ニーズ

◎ 子ども・若者のグリーフについて

 

本講座の目的

今回の講座は、

★若者や子どもにとっても「グリーフケア」が当たり前にある社会に近づくこと

★一人でも多くの人が若者や子どものグリーフケアのプログラムを知り、学べる機会を届けること

★場から生まれる学びや学び合いがそれぞれのこれからの一歩を歩みやすくなること

以上をGoalにおいて開催をしています。

 

その背景には、「いつ・だれを・どのような形で亡くしても、その人が必要とするサポートに確実につながる社会」の実現を目指して活動しているリヴオンにとって、特にグリーフケアの情報や機会を届けたい「身近な人の死を経験をした子どもや若者」への想いがあります。リヴオンの紹介と共に講師の宮原、ファシリテーターの水口それぞれの想いを、はじめに共有していきました。

 

 

講座のはじめに全員でひとつの円になって、日常の空間からこの学びの場に入るためのチェックインのような作業をしました。自分の状態を知るための作業として「今の体と心の調子を10段階で表すと」という問いに答えていただきました。楽しみにしていたから高い方もいれば、前日疲れる用事があって低いという方。また数字で考えたことがなかったので、思い浮かばないと言う方も。ひとりひとりの状態をみんなで確認し合いました。

 

定員を超える22名のご参加者は、医療関係者・宗教者・会社員など様々な業種に勤めておられ、初めてグリーフについて学ぶと言う方やこれから場を開きたい方から、すでに専門的にも学ばれ現場でも活用していると言う方まで、幅広い参加者層となりました。

 

◎グリーフについての基礎的な学び

講師宮原

講座の概要と目的を共有してから、「グリーフ」についての基礎知識を学んでいきました。担当したのは、2011年に石巻で開催されたグリーフを学ぶ連続講座『いのちの学校』を代表尾角とともに開催した、臨床心理士の宮原俊也さんです。

 

現在は関西の施設に勤務をしているということから、今回再び共に開催をすることが実現しました。グリーフの学びの中でも、私たちリヴオンが大切にしている「個別性」について、実際に出会われたご遺族の言葉や詩などで、丁寧に説明をしていただきました。

 

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記録係として同席していたリヴオンのデザイナー坂上は、グリーフケアの講座に初めての参加でした。印象に残った言葉について聞くと、「喪失状態から回復へ一直線に向かうのではなく、その間を行き来する」とのこと。

 

坂上:グリーフは完治という概念が重要なのではなく、喪失と回復の間を行き来しながらゆっくり時間をかけて自分の状態を受け止めていくことが重要なのかなと思いました。また大人もですが、子どものグリーフケアで大事なのは『どんな感情表現をしても良い』ということが伝わること。そのために実際に同じような経験をした人と話したり、体験談の本を読むなどもよいという、グリーフケアにおけるヒントを知ることができました。

 

 

グリーフの感情を表現する手立てのひとつとしての『グリーフワーク』も、今回は自分の喪失体験を思い出しながら折り紙をちぎって枠の中に貼り付けていくアートのワークを体験していきました。早速紙を貼り付ける人、白紙に描かれた枠をじっと見ながらたたずむ人、お一人お一人の「自分の喪失との向き合い方」が、そこにありました。

 

◎遺児が抱える困難や課題・ニーズ

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「遺児が抱える困難や課題・ニーズ」というテーマでディスカッションするグループワークを行いました。担当は、リヴオンの理事でもありファシリテーターの水口陽子です。まずは「遺児や遺児家庭が抱える困難や課題」について受講生同士で、議論を見える化する『ファシリテーショングラフィック』の手法でメモをしながら話し合いを深めていきました。

 

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話し合うテーマは「事故でなくした」「自殺でなくした」「病気でなくした」「兄弟をなくした」から、グループごとにテーマを選んで話し合いました。それぞれで想定される困難や課題を出し合った後は、「遺児や遺児家庭のニーズ・必要な支援」についてもそれぞれで話し合い、グループごとに発表しました。

 

話し合いの時間に受講生たちは、どのグループも盛んにやりとりをしている様子でした。自身が経験をしたことがなくても「こういうことがあるのではないか」と想像力を駆使して言葉にしておられました。

 

 

◎グリーフサポートの活動をされているリヴの佐藤まどかさんのお話

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今回は実際に大阪で子どものグリーフケアプログラムの活動をされている団体の紹介として、『カウンセリングスペース リヴ』の佐藤まどかさんを招いてお話を伺いました。まどかさんは子どものグリーフケアプログラムのみならず、カウンセリングやシングルマザーの会など多岐にわたり、また地域とも連携して活動をしておられます。そのためご自身の活動のみならず、行政の支援状況などについてなど幅広くお話をしてくださいました。

 

 

講座最後の時間は、またひとつの円になっておひとりおひとり今感じていることと、改めて今の体と心調子を10段階で表していただきながら学びの場を閉じていきました。あわせて、この講座を受講しようと思った動機も聴き合い「なぜ、ここに来たのか」を知り合い、お互いを感じあう時間となりました。

 

坂上:実はこのチェックアウトの時間が、グリーフケアの現場の片鱗を体現していたのではないかと振り返りながら思いました。この場に来られる方は実際にグリーフケアの現場に出られている方であったり、家族をなくされた方であったりと、自分の想いや感情を持っておられる方なのだと思います。その想いをちゃんと表現しきれている方もいらっしゃれば、そうでない方もいるでしょう。このチェックアウトの時間は自分のことを表に出して良い「受け入れられる空気感」があり、みなさんは講座に来た理由やその背景など自分の思いの丈を話されているように思いました。

 

 

講座の学びと共に受講生同士の関係性も深まり、『子どもや若者のグリーフサポートのコミュニティ』が育まれていくことを願いつつ、次講も伴走していきたいと思います。

 

(記録:水口陽子)

 

| okaku-terumi | つどいば | 16:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.05.16 Tuesday
【開催報告】東京第10講 お坊さんと「死」について学ぶ
東京都荒川区にありますリヴオン事務所「ohana」にて、
グリーフケアの学びあいの場「いのちの学校@東京第3期」第10講が開催されました。
リヴオン事務局で働いております但馬です。
今回も、講座の内容とご参加者の感想の一部を私から紹介させていただきます。
第10講のテーマは「お坊さんと『死』について学ぶ」でした。
私以外に9名の方にご参加いただきました。
ファシリテーターは「よこさん」こと、水口陽子さんです。

●オープニングQ

はじめに、日常の空間からこの場に入っていくための問いに答えながらチェックインをしていきます。

今回のオープニングは「今の気持ちを漢字一文字に表すとしたら?」でした。

「初」「癒」「穏」「嬉」・・などなど。

漢字に込めた今の気持ちを輪になって共有しました。

 

●グリーフについて

改めて、グリーフとは何か復習をしていきました。

グリーフとは大切な人やものを失うことによって生まれる、その人なりの自然な反応や感情、プロセスのことです。

 

心理的影響・・・悲しみ、怒り、安堵、後悔、自責、罪悪感、無気力、絶望感など

身体的影響・・・過食、うつ、頭痛、吐き気、眠れないなど

社会的影響・・・人間関係の悪化、疎外感、孤立、学校や会社に行けない、過活動など

スピリチュアル的影響・・・生きている意味の喪失や模索、神や仏など信仰への疑問や不信など

 

今回の「お坊さんと死を学ぶ」は、このスピリチュアル的影響=人間の根っこに対する影響に深く関わる回となります。

ちなみに、10講から始まる3講は「これからを生きる」をテーマとしています。

 

●お坊さんに聞いてみたいこと

お坊さんに話を聞いてみたいことを、それぞれ書き出して、ボードに貼っていきました。

 

 

まずはそれぞれがいくつかの質問について考え、まわりの方たちと共有しました。

・あなたの生活で宗教的な慣習はどんなものがありますか。

・そもそも宗教(仏教)は何のためにあるのだろう。

・なぜ人は弔うのだろうか。

・亡くなった後はどこへいくの?

 

 

今回お話して下さったのは、いのちの学校in東京では毎回ご一緒しております吉水岳彦(よしみずがくげん)さんです。

浄土宗光照院の副住職、大正大学非常勤講師でもあり、ホームレス状態にある人や身寄りのない人の「葬送支援」などに取り組む「ひとさじの会」の事務局長もつとめていらっしゃいます。

 

 

ご自身の経験から学んだたくさんの視点から、またたくさんの知識の積み重ねの中から一つ一つの質問に対して、丁寧にお話してくださいました。

 

どのお話も心に響くものでした。

生きるとは?死とは?

仏教的な視点から人間の根幹にかかわるテーマについて、語ってくださる言葉の全てが、私にとっては心に沁みるものでした。

 

法事は同じ愛する人のために集まる場というお話、

葬儀の簡略化が進む現代の中で弔う形や選択肢が増えているというお話、

宗教の存在する意味、そもそも仏教では「死」をどう捉えているのか、

4つのL(Love、Life、Light、Liberty)の話等・・・、

どれも興味深く、生きていく上でのヒントになるお話だったと思います。

 

その中でも私が一番心に残っている言葉です。

「生きるというのは揺れるということ。揺れていていいのです。」

 

吉水さん、貴重なお話の数々、ありがとうございました。

 

 

〜参加された方の感想〜

・答えが一つでなくても良い、いろいろ悩めることも前向きならば良いんだと思った。

・仏教のお話だけど、いろいろな所で活動なさっているガクゲンさんだからこそ狭さを感じないお話でした。

・死んでもその先があるということがスーッと心に入ってきた。

・仏様の力ってすごいと思った。いつも自分の心の中にいると思うと平穏でいられるという気持ちと、ゆらいでいるのは生きているという事でどんな自分でもいいんだと思えた。

・色々考えさせてもらうヒントをもらえました。

・心のモヤモヤが晴れた。安心できた。

 

 

●クロージングQ

このいのちの学校の場から、日常へと帰っていくためのチェックアウトの時間。

今回のクロージングは、オープニングと同じく漢字。

「今、改めて気持ちを漢字一文字に表すと?」

「月」「空(そら)」「安」「揺」「業」など・・

選んだ漢字を披露しながら、学んだこと、感じたことを共有しました。

 

次回のいのちの学校東京は6月17日に開催されます。

テーマは「日常で出来るグリーフワーク」です。

 

☆★ いのちの学校in東京 ★☆

日時: 土曜日 17:00〜19:30

2017年

 6/17 日常で出来るグリーフワーク

 7/15 未来ビジョン  

 

会場: リヴオンオフィス Ohana

東京メトロ千代田線・京成線町屋駅より徒歩7分

詳しい行き方はコチラをご覧ください。

 

対象:グリーフについて学びたい方ならどなたでも

 

参加費: 各回2000円 

※経済的にしんどい方はご相談ください。

 

参加方法: 事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。

また、途中からの参加や一回のみの参加も歓迎いたします。

学んだことがある人も、ない人も 誰かを亡くしたことがある人も、まだない人も どんな方でもいらしていただけます。

みなさまのご参加をお待ちしております。

 

☆★名古屋も毎月<開催中>です。★☆

 

(事務局:但馬香里)

| okaku-terumi | いのちの学校 | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.05.09 Tuesday
【母の日プロジェクト】今年も亡き母へのメッセージを募集しています


母の日の原点を知ってますか?

亡くなったお母さんへの想い

から生まれました。

母の日の起源は、アメリカでアンナ・ジャービスさんが「亡き母を追悼したい」
という想いから、1908年5月10日、教会で白いカーネーションを配ったことに
あります。

その原点を大事にして、親を亡くした子にも母の日を届けようと
わたしたちは亡くなったお母さんへのメッセージを募り
本にする活動をしています。

どうか亡くなったお母さんに、あなたの想いが
届きますように。

想いをお寄せください。


<募集要項>

【応募資格】
お母さんを病気、事故、自殺、災害などで亡くした人。
年齢、性別、国籍は問いません。

【原稿の形式】
手紙、手記、詩、絵など自由。
ただし、手紙、詩は800字 手記は1600字まで。
 
絵は官製はがき(もしくはハガキ大の紙)に書いてご投稿ください。
 
それぞれ「タイトル」をつけて氏名、年齢、性別、連絡先(住所と電話番号)を
明記の上郵送またはEメールでお願いします。 


【あて先】
郵送 →〒116−0002 東京都荒川区荒川4−25−8−603  
              一般社団法人 Live on 宛 
メール→ info@live-on.me

【締め切り】  
郵送   5月31日 (当日消印有効)
メール  5月31日  23:59  


【問い合わせ】info@live-on.me(事務局)

 

| okaku-terumi | 母の日・父の日プロジェクト | 11:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.04.25 Tuesday
【開催報告】東京第9講「思い出の場所」詩
東京都荒川区にありますリヴオン事務所「ohana」にて、
グリーフケアの学びあいの場「いのちの学校@東京第3期」第9講が開催されました。
リヴオン事務局で働いております但馬です。
講座の内容とご参加者の感想の一部を私から紹介させていただきます。
第9講のテーマは「『思い出の場所』詩」でした。
私以外に7名の方にご参加いただきました。
ファシリテーターは「よこさん」こと、水口陽子さんです。

●オープニングQ

はじめに、日常の空間からこの場に入っていくための問いに答えながらチェックインをしていきます。

今回のオープニングは問いではなく、今の気持ちに合う貝殻を一つ選び、その理由を話しました。

小さな貝、巻貝、キラキラした貝・・・。

選んだ貝は、今日のワークの間のお守りにしました。

 

●今日のグリーフワーク

7講から始まる3講は「グリーフを表現する」時間。その最終講となります。

グリーフを少しずつ抱えやすくしていくこと。

完全には癒えることのないグリーフと向き合っていく力をつけていくこと。

亡くなった人とのつながりを回復するために取り組むこと。

亡くした人のことを大事にする時間であることはもちろん、

グリーフを抱える自分自身を大切にする時間にもなります。

 

第7講では、手紙を書いて、言葉でグリーフを表現しました。

第8講では、アートを使ってグリーフを表現しました。

第9講では、人と一緒に「詩」でグリーフを表現していきます。

 

●ウォーミングアップ

詩を書くと言っても、普段詩を書いたりしていない私たちにとっては、ハードルの高い作業になります。

という訳で、まずはゆったりとみんなで詩の朗読を行いました。

谷川俊太郎さんの「みみをすます」や金子みすずさんの「はだし」などを朗読しました。

 

「長い詩もあれば、短い詩もあって、ただ言葉を並べれば、それはもう詩になっている」という

よこさんの言葉で、ハードルはずいぶんと低くなり、目の前に下りてきました。

 

 

●「思い出の場所」詩

この手法はリヴオン理事でもある上田假奈代さんの行っているプログラムになります。

まずは、思い出の場所の絵を描きます。

ペアを作り、相手の思い出の場所をお互いインタビューして、相手の気持ちやその場所に思いを馳せながら詩を作っていきます。

出来上がった詩は相手の描いた思い出の場所の絵の横に書きます。

 

自分で自分の詩を作るのは、ちょっと重い・・・

自分の気持ちはうまく詩で表現できない・・・

でも、誰かのために、誰かの思い出を言葉に紡ぐことはできる

 

出来上がった詩はみんなで輪になって朗読しました。

それぞれのグリーフの中には悲しみや苦しみもきっと含まれているはずだけど、

できあがった詩はどれも温かみを感じるものになっていたように思います。

 

いくつかご紹介します。(※掲載許可をとっています)

 

〜参加された方の感想〜

・やさしい気持ちになれました。

・詩って、詩を書くって、私にできるか・・?と思ったけれど、書いているうちにとても癒されたように思います。

・自分の描いた絵に命を吹き込んでもらったようなそんな感じです。あたたかい時間でした。

・詩を作る楽しさに気づきました。自分で言葉にできないことを他の人に表してもらえてよかったです。

・しんどい気持ちや複雑な気持ちを、すごくあたたかいもので包んでもらいました。それは私だけでなく、みなさんの思いも、きっといろいろなものがあったと想像するのですが、聞かせてもらった詩はみんなあたたかくて、キラキラしていたのが、すごくほあっとした。

・亡き人を想って詩を作るのはとても難しいワークだと思っていましたが、自分がざっと描いた絵にすてきな詩をつけて頂いて、とても良い「合作」だったと思います。自分では言葉で表しにくい言葉も遣ってもらったので、本当に亡き母に届いたような気がします。

・自分の思い、気持ちを人に訳してもらうと、優しく受けとめられる感じがしました。

 

●クロージングQ

このいのちの学校の場から、日常へと帰っていくためのチェックアウトの時間。

今回のクロージングは、やっぱり詩。

感想を3行の詩で表現しました。

 

詩を書くことに慣れたのか、みんな素敵な3行詩で今日のワークが閉じられました。

 

 

 

次回のいのちの学校東京は5月13日に開催されます。

テーマは「お坊さんと『死』について学ぶ」です。

 

特別講師として吉水岳彦さんがお話をしてくださいます。

★吉水岳彦さん★

浄土宗光照院副住職、大正大学非常勤講師。

ホームレス状態にある人や身寄りのない人の「葬送支援」などに取り組む

「ひとさじの会」の事務局長をつとめていらっしゃいます。

 

☆★ いのちの学校in東京 ★☆

日時: 土曜日 17:00〜19:30

2017年

 5/13 お坊さんと「死」について学ぶ

 6/17 日常で出来るグリーフワーク

 7/15 未来ビジョン  

 

会場: リヴオンオフィス Ohana

東京メトロ千代田線・京成線町屋駅より徒歩7分

詳しい行き方はコチラをご覧ください。

 

対象:グリーフについて学びたい方ならどなたでも

 

参加費: 各回2000円 

※経済的にしんどい方はご相談ください。

 

参加方法: 事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。

また、途中からの参加や一回のみの参加も歓迎いたします。

学んだことがある人も、ない人も 誰かを亡くしたことがある人も、まだない人も どんな方でもいらしていただけます。

みなさまのご参加をお待ちしております。

 

☆★名古屋も毎月<開催中>です。★☆

 

(事務局:但馬香里)

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2017.04.19 Wednesday
【レポート】いのちの学校in名古屋 第10回「お坊さんと死について学ぶ」

こんにちは、いのちの学校in名古屋、ファシリテーター「ごっちゃん」こと五藤広海です。

今回よりいのちの学校「これからを生きる」という最終セクションに入りました。
そして今回は「お坊さんと死について学ぶ」というテーマで、特別講師に「大河戸悟道」さんをお招きし、法持寺さんの本堂にて、普段は人と語ることの少ない「死や弔い」について仏教を通して考えていくという学び合いの場を開かせていただきました。

 


●特別講師プロフィール

大河戸悟道(おおこうど ごどう)さん(※以下本文中:悟道さん)
愛知県豊橋市、真宗高田派正太寺住職。
自身が立ち会った葬儀での自死遺族に何もできなかった経験を機にグリーフについて学びを深める。
2014年リヴオンが主催した「僧侶のためのグリーフケア連続講座in名古屋」に参加
「風のポスト」という亡くなられた方へお手紙を送るためのポストをご本堂に設置されたり、お寺からの新聞の中に「悲しみの向こう側 − いのちのリレー」という、檀家さんのお宅へ伺い亡くなられた大切な方との想い出をお聞きして記事にするなど、葬送の現場以外でもグリーフと向き合う活動を続けている。
 


◆オープニングQ/約束の共有/グリーフについて


それぞれの日常から「いのちの学校」という時間と場に入っていくためのオープニングQ。
「今の気持ちを漢字1文字で」というお題で皆さんに一文字を書いて頂き、その文字を選んだ背景を教えていただきました。
偶然に同じ文字を書かれる方もいましたが、それぞれに言葉を選んだ理由や文字から感じている違いがあることもわかりました。

いのちの学校では、参加者のみなさんに安心した場をつくるために、毎回約束の共有をしています。
今回は特別講師にお坊さんを招いての講座となりますが、講演や講義ではなくてあくまでもお互いに水平的に学び合う場であることを皆さんと確認しました。

 
◆お坊さんと「死」について学ぶ

 

今回はみなさんから事前に質問を提出していただき、進行と共にその内容に触れ、参加者の皆さんの考えもシェアしていただきながら、学びを深めていきました。
お話のすべてをレポートでお伝えするのは難しいので、今回の場で上がった内容についてまとめてみました。


◆前半
・嫁入り道具の一つに仏壇を持たせた安芸門徒/対象が先にある日常の話
・故人の遺影と犬の話
・ネアンデルタール人の化石と花粉の話
・宗教の「宗」の字の意味
・宗教は必要か?
・無宗教は「無宗教という生き方」を選んでいる
・「本物の宗教と偽物の宗教」とは何か?

前半は、日常の中にある仏教的な要素や、そもそも宗教や弔いは何のためにあるんだろうか?という自分たちの生活から、少しずつ「死」についてのテーマに迫っていきました。
印象に残っているのは「宗」の字のお話です。「宀/家の屋根」「示/祭壇」という由来から「生き方を示す」ものであるということ。最近は「私は無宗教です」と語る人もいるけれど、それもまた「無宗教であるという生き方」を自ら選んでいる。という内容でした。

 

◆後半
・死はなぜ苦しいのか?
・死の不思議は生の不思議と同じ場所にある
・老いや死を評価していている自分自身について
・葬儀は「誰がやっても同じ」にはならない/参加する葬儀
・宗教のない葬儀/『おくりびと』と『納棺夫日記』の違いについて
・「主人は今どこに居ますか?」とご遺族の方に聴かれた話
・今の信仰や死生観になったきっかけ
・自死遺族との出会い、グリーフケアを学ぼうと思ったきっかけ
・大切な人を亡くした人のための権利条約について
・祈りについて

 

後半に向かうに連れて「死」というテーマを掘り下げ、弔いについて、そして亡くなった人はどこにいくんだろうか。と、話は深くなっていきました。
また事前にいただいた参加者の皆さんの質問の中にも「死」についての質問がたくさんあり、そこに触れてお話が広がっていく場面もありました。
どの話をするときも、やさしい語り口で皆さんにわかりやすいように、お話している悟道さんの姿が印象的で、お葬儀やご法事の場でグリーフケアを実践されている様子が目に浮かびました。

 

今回は、参加者のみなさんの中にも様々な宗派のお坊さんがいたことで、各テーブルでの話し合いをする場面でも考えが深まったり、仏教や死というテーマについて学ぶことができた。というお声をたくさんいただきました。
また、わたし自身も浄土真宗系の僧侶ですが、悟道さんがグリーフケアを学んでから取り組んできた工夫や配慮、ご遺族とのストーリーひとつひとつに、たくさんの気付きをいただき、これからの活動に活かしていきたいと思っています。


◆クロージングQ
「今の気持ちを漢字1文字で」
最後にも再び同じテーマで皆さんに漢字一文字を書いていただきました。
それぞれが学び合いを通して、どのような心境の変化があったのか。みんなで共有して、場は静かに閉じていきました。
わかったことも、わからないことも、分からないということがわかった。ということも。もっと知りたい、という声も。

様々な想いが出せる場であったことを嬉しく思います。

 

次回は、これまでのいのちの学校での学びを振返りながら、日常で自分や他者のグリーフ、自分自身を大切にするためのグリーフワークについて学んでいきます。ぜひご参加くださいね。

 

 

◆次回 :いのちの学校 in 名古屋
第11講『 日常でできるグリーフワーク』
 
と き:5月23日(火)18:30〜21:00(受付時間18:00〜)
ところ: 白鳥山 法持寺(愛知県名古屋市熱田区白鳥1丁目2−17)

地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩5分、
JR東海道本線「熱田」駅より徒歩10分
※境内と近隣に駐車場があります。
 
参加費:2,000円
※経済的にしんどいかたはご相談ください。
 
参加方法:
事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。

| okaku-terumi | いのちの学校 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.04.12 Wednesday
【レポート】いのちの学校名古屋第9講 「思い出の場所」詩

 

こんにちは。いのちの学校 in 名古屋でファシリテーターを担当している野田芳樹(通称:杏さん、写真左下)です。

 

3月から4月にかけて卒業式や入学式などが各地で行われ、別れと出会いが交錯する時節ですね。

何かが終わっても、また新しい何かが始まって色んな関係が再び紡がれていく―そんなことを教えてくれる季節です。

 

さて、先月3/29に、いのちの学校 in 名古屋の第9講「『思い出の場所』詩」をひらきました。

タイトルから分かる通り、詩の力を借りてグリーフを表現するワークを中心に据えた内容ですが、具体的にはどのようなことをやったのか。

 

ワークの具体的なやり方も含めて、僕からレポートさせてもらいますね。

 

 

●チェックイン

まずは、日常の生活から「いのちの学校」の時間と場に入っていくための時間をとります。

いつもはオープニングクエスチョンと言って、簡単な質問を参加者に投げかけ、その答えと自己紹介を順番に口にして場に入っていくのですが、今回は問いではなく…

 

 

今の気持ちに合う貝殻を一人ひとつ選び、選んだ理由と自己紹介を順番に回していきました。

貝殻を選ぶことをとおして自分の今の気持ちを確認できます。そして自ら選んだ貝殻は、ワークの最中にお守り代わりにもなります。

 

 

●グリーフワークとは

「いのちの学校」の第7〜9講には「グリーフを表現する」という一貫した大テーマがあり、これまでちぎり絵や水彩画など、さまざまなグリーフワークに取り組んできました。

 

ここで少しおさらい。

グリーフワークとは「亡くした人の事を大切にする時間/グリーフを抱えた自分自身を大切にする時間」のこと。

またそういった時間を持つことで、自らのグリーフを少しずつ抱えやすくしていったり、完全には癒えきらないグリーフとも向き合っていく力をつけていったりします。

 

「これがグリーフワークだ」という決まったものがあるわけではなく、亡くした人やものを想って行うこと、抱えているグリーフ自体や、グリーフを抱えた自分自身を大切にできることであればなんでもグリーフワークになります。

 

今回は詩を紡ぐことを通じてそれぞれのグリーフと向き合い、表現していったわけですが、このワークには少し変わった特徴があります。

 

それはどういう点か…

 

また後で書きますね。

 

 

●ウォーミングアップ

さて、詩を紡ぐ前に少しウォーミングアップです。

いきなり「詩をつくってください」と言われても、ちょっとハードル高く感じる人が多いのではないでしょうか。

実際に僕自身、一番初めに「思い出の場所詩」のワークをやったとき、「詩をつくるなんて、中学以来… うまくできるかな…」と、楽しみな反面少し戸惑った記憶があります。

 

そこでまずは詩を作る前のウォーミングアップとして、詩を声に出して輪読しました。

今回みんなで読んだのはこちら。

 

谷川俊太郎さんの「みみをすます」と、釜ヶ崎詩集『こころのたねとして』から3作品を選び、輪読しました。

声に出して読むことで、言葉の響きや詩独特のリズム感、そしてそれぞれからにじみ出る作者の想いを、より立体感をもって味わうことができます。

 

 

場にいた人たちは、胡坐をかいたり寝そべったり…

それぞれ聴きやすいリラックスした姿勢で耳を傾けていました。

 

 

●ワーク・「思い出の場所」詩

さて、詩が体にしみ込んだ朗らかな雰囲気の中、いよいよワーク「思い出の場所詩」に取り組みます。

 

先ほどこのワークには特徴がある、と書きましたが、それは「二人一組でやること」。

7講でやったちぎり絵や8講の水彩画などは、自分のグリーフに向き合い、それを自身の手で表現する、というものでした。

 

グリーフワークは一人でやるものもありますが、人と共に行えるものもあります。今回の「思い出の場所詩」が、そのひとつです。

 

具体的な方法を以下に記しますので、ぜひ周りの方とやってみてはいかがでしょうか。

 

【ワーク「思い出の場所詩」 やり方】

1)適当サイズの紙と色鉛筆などを用意(今回は、八つ切り画用紙と色鉛筆を使いました)

2)二人一組になる

3)一人ひとり、紙の半分に思い出の場所の絵や地図を書く

*グリーフに関連して、亡くなった人や失った対象に関わる場所。間取り図などでも可。縦・横など、紙の使い方は自由。

4)お互い順番に、描かれたその場所についてインタビュー(質問)をする

5)絵を交換し、相手から聴いた話をもとに詩をつくり、相手の絵の空いたスペースに詩を書く

6)お互いに朗読しあう

*講座では、全体でもそれぞれの詩をシェアしました

 

つまり、「相手の描いたグリーフに関する絵をもとに、それにまつわる物語を聴いて、それを詩にしてプレゼントする」というワークです。

イメージが湧きにくいと思うのでワーク後の実物をご覧ください。

これは僕が、今は亡きおじいちゃんと行った「のぼりべつクマ牧場」(のつもり)の絵を描き、それにまつわるエピソードを相方に聴いてもらい、その相方がその話をもとに詩をつけてプレゼントしてくれたものです。

 

僕が思うこのワークの良いところは、他者の視点を借りることで自分だけでは表現できなかったものが現れてきたり、他者から問いかけられることで自身の思いがけない心象風景を垣間見られること。

 

実際に僕は自分の抱えるグリーフを聴いてもらって、自分の中でまだまだおじいちゃんに対する愛慕の念が渦巻いていることや、「また話ができたらなぁ」と少し寂しく感じている自分に気付くことができました。

そしてそれを他者の視点から詩という形で書き留めてもらうことで、少し心の整理がついたような気がします。

 

 

●チェックアウト

最後に、学びの場から日常へ戻って行くため、感想を一言ずつ場に出していきました。

 

グリーフについて、聴くのも語るのもそれを詩にするのもかなりのエネルギーが要るため、みなさんやや疲れ気味のご様子。

しかしその中にも、温かな雰囲気があったように感じました。

 

それはきっと、他者のグリーフの物語を真摯に聴き、また聴かれる方は相手を信頼して気持ちをゆだね、お互いを思いやって言葉を紡いでいく―そんな人間同士の血の通った交流ができたからだと思います。

 

実際に参加者の皆さんからは、このようなメッセージを頂いています。

 

人のグリーフを聞くことで、とても心があたたかくなりました。人に自分のもやもやしている気持ちを詩にしてもらったことは、とても嬉しかったです。

詩は苦手で、自分で表現することは難しいと思っていたが、ペアワークで話しながらやることで、グリーフについて話すことがやりやすくなる

相手に自分のことを話す、相手に自分のことを表現してもらう、詩によって普段表現できなかったことに少し気付けたように思います。

人の話を聞く、聴く、それから詩を作るために思いをふくらませていく、相手の思いをこわさないように… 自然に相手を思いやる気持ちがふくらんでいた。 etc.

(アンケートより。掲載許可を頂いています。)

 

 

「いのちの学校」は「みんなが先生、みんなが生徒」という水平的な関係性を大切にしています。

批評や比較や価値観の押しつけはしません。

 

私たちが大切な人やものを失ったときに抱えるグリーフは千差万別。

時には痛みを伴いながらも、それを表現し、お互いが思いやりをもって共有しあえる場があれば、そこに温もりある関係性が芽生え、グリーフが抱えやすくなっていくのだろうと思います。

 

そんなことを、僕自身が講座を通してみなさんから学ばせてもらいました。

本当にありがとうございます。

 

このブログをお読みで「関心はあるけれど、まだ『いのちの学校』に足を運んだことがない」という方。

単発での参加も大歓迎ですので、ぜひ次回以降ご都合がつけばお越しくださいね。

また、周りにこのような場を必要としている方がいらっしゃればご紹介いただけると嬉しいです。

 

 

〜次回予告〜

 

次回は「お坊さんと死について学ぶ」という内容です。

第10〜12講は「これからを生きる」というのが大きなテーマ。

 

次回第10講では、特別講師に大河戸悟道さん(プロフィールは下記)というお坊さんに来ていただきます。

仏教的な観点から死について学び合い、深め、「これからを生きる」うえでのヒントを持ち帰る―そんな場になればと願っています。

 

【と き】

 4月19日(水)18:30〜21:00(受付時間18:00〜)

 

【ところ】

白鳥山 法持寺

(愛知県名古屋市熱田区白鳥1丁目2−17)

地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩5分、

JR東海道本線「熱田」駅より徒歩10分

※境内と近隣に駐車場があります。

 

【参加費】

2,000円

 

【参加方法】

事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。

 

【特別講師の紹介】

大河戸 悟道(おおこうと ごどう)師

愛知県豊橋市、真宗高田派・正太寺住職。

自身が立ち会った葬儀での自死遺族に何もできなかった経験を機にグリーフについて学びを深める。

| okaku-terumi | いのちの学校 | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.04.11 Tuesday
京都つどいばより

こんにちは。

つどいばのファシリテーターをしております水口陽子です。

 

 

「大切な人を亡くした若者のつどいば」は、

東京ではリヴオンの自主開催事業ですが、

京都では、京都府の自殺対策事業のひとつとして行われています。

 

先月が年度末と言うことで、先日この1年間の活動の様子をまとめた

報告書を作成し、お渡ししました。

 

こちらでも、その一部をご紹介しつつ、

京都つどいばの様子をお届けしたいと思います。

 

 

会場のホワイトボードに、本日のプログラムを書いてお出迎え。

 

リヴオンで主催している場の多くは、会が始まる前に

日常の生活空間からこの場に入っていくためのチェックインとなるような時間を設けています。

 

つどいばには、若くして家族や友人などを様々な理由で亡くした方達が参加されますが、

「参加する前は、この場に自分がいてもいいのかと不安だったり、初めて会う人達なので緊張していた」

という声をいただくことがあります。

 

身近に近い経験をした人がいなくて、

「自分の感じていることは、誰にもわかってもらえないのでは」

という思いを抱えながら、勇気を出して足を運んでくださる方も少なくないです。

そのため、チェックインの時間はゆったりと、

少しずつお互いの存在を感じあえるような内容で進めていきます。

 

 

次にこの会とリヴオンについて、そしてこのつどいばで大切にしていることをお話しします。

この時にグリーフというものをすこし知ってから、『グリーフワーク』を体験していただきます。

この日に行ったのは、亡き人を想いながら、

または亡くす経験をした自分を想いながら、曼荼羅の模様に色を塗っていきました。

 

 

また12月に行ったときは、フェルトの綿で気持ちの球を作っていきました。

「言葉になりきらない複雑な感情を、こうやって表現できるのだと知った。

家でも時々やってみたい」という感想をくださった方もいらっしゃいました。

 

 

 

グリーフワークで自分が失ったもの、ことなどに気持ちを向けてから、

参加者みんなで車座になって、自分が経験したことや、

そのことによって生まれてきた様々な感情や思いを語り、

聴き合う『分かち合い』の時間があります。

 

話しても、話さなくてもOK。

自分の気持ちのままにいることを大切に、この時間を共にします。

 

 

〜アンケートより〜

「ふだんの生活の中で、自分の心の中心にある思いを、なかなか語ることができないので、だれかに語ることですっきりしました。」

 

「自分のことを安心して話すことができてほっとしました。他の人の考えも聞けて、よかったです。真剣に話し合えて癒されました。」

 

「1人1人の状況や思いは違うけれど、大切な人を亡くして、日常生活で様々な感情を抱えながら一生懸命生きてる人たちと共にいれて嬉しかった。」

 

 

お昼ごはんをはさみまして、午後はそれぞれに今抱えている悩みや課題について、

みんなでアイデアを出し合う『当事者ミーティング』を行っていきます。

 

大切な人を亡くしたことによる影響は、時に「眠れない」という身体の反応として現れることもあります。

この日も、最近眠りが浅いという悩みについて、どうしたら気持ちよく眠れるかということについて、他のメンバーでいろいろなアイデアを出しました。

 

〜アンケートより〜

「他の人の悩みをみんなで真剣に考え、アドバイスをするのがあったかい気持ちになりました。自分へのアドバイスには、ハッとさせられました。」

 

「答えがでると思ってなかったので、うれしかったです。やる気になりました。」

 

「他者の悩みや思いをきくことで自分の心にも向き合うことができました。」

 

「死別だけでなく、日常生活の悩み事をざっくばらんにアドバイスしてもらえる時間でよかった。聞きっぱなしの時間だけでなく、このようなみんなでアドバイスや「自分だったらこうする」という意見を出し合う時間がセットになってるのが良いと思った。」

 

 

私は、昨年の7月よりこのつどいばのファシリテーターを担当していますが、私自身30代で夫を亡くしてみて、そのことを言葉にできる機会が周囲にはないなぁと感じています。

 

この場を必要としている方に「やってるよ〜」という情報が届くように、そしてこの場でちょっとでも、日常で抱えている重みを置ける時間が持てるように、場を開いていきたいと改めて感じました。

 

(記録:水口陽子)

 

****4月・5月の京都つどいば****

 

*4月16日(日) お申込締切 4/14*

明覚寺会議室

(京都市下京区新町通正面下る平野町783)

お寺の右隣にある建物です。

https://goo.gl/maps/castgLvAsPz

 

 

*5月20日(土) お申込締切 5/19*

※5月は土曜日の開催となります。

しんらん交流館 E会議室

(京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町199)

https://goo.gl/maps/LEQzcgZjEf22

 

*お申込み*
件名に「つどいば 京都 4月or5月 参加希望」
本文に「お名前・ご年齢・ご住所・お電話番号」をご記入の上、
    info☆live-on.me まで(☆を@に変えて)ご連絡ください。


*プログラム*
 *こころほぐれる時間
  アイスブレーク&自己紹介 つどいば説明
 *グリーフにふれる時間
 *グリーフをふりかえり、互いに聴きあう時間
 *一緒に次のいっぽを探す時間
  今抱えている課題やもやもやを、みんなで一緒に考えます
 *ことばを贈り合うクロージング

 

*参加費*
無料 交通費がしんどい方はご相談ください。

 

 

 

| okaku-terumi | つどいば | 17:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |