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2017.04.19 Wednesday
【レポート】いのちの学校in名古屋 第10回「お坊さんと死について学ぶ」

こんにちは、いのちの学校in名古屋、ファシリテーター「ごっちゃん」こと五藤広海です。

今回よりいのちの学校「これからを生きる」という最終セクションに入りました。
そして今回は「お坊さんと死について学ぶ」というテーマで、特別講師に「大河戸悟道」さんをお招きし、法持寺さんの本堂にて、普段は人と語ることの少ない「死や弔い」について仏教を通して考えていくという学び合いの場を開かせていただきました。

 


●特別講師プロフィール

大河戸悟道(おおこうど ごどう)さん(※以下本文中:悟道さん)
愛知県豊橋市、真宗高田派正太寺住職。
自身が立ち会った葬儀での自死遺族に何もできなかった経験を機にグリーフについて学びを深める。
2014年リヴオンが主催した「僧侶のためのグリーフケア連続講座in名古屋」に参加
「風のポスト」という亡くなられた方へお手紙を送るためのポストをご本堂に設置されたり、お寺からの新聞の中に「悲しみの向こう側 − いのちのリレー」という、檀家さんのお宅へ伺い亡くなられた大切な方との想い出をお聞きして記事にするなど、葬送の現場以外でもグリーフと向き合う活動を続けている。
 


◆オープニングQ/約束の共有/グリーフについて


それぞれの日常から「いのちの学校」という時間と場に入っていくためのオープニングQ。
「今の気持ちを漢字1文字で」というお題で皆さんに一文字を書いて頂き、その文字を選んだ背景を教えていただきました。
偶然に同じ文字を書かれる方もいましたが、それぞれに言葉を選んだ理由や文字から感じている違いがあることもわかりました。

いのちの学校では、参加者のみなさんに安心した場をつくるために、毎回約束の共有をしています。
今回は特別講師にお坊さんを招いての講座となりますが、講演や講義ではなくてあくまでもお互いに水平的に学び合う場であることを皆さんと確認しました。

 
◆お坊さんと「死」について学ぶ

 

今回はみなさんから事前に質問を提出していただき、進行と共にその内容に触れ、参加者の皆さんの考えもシェアしていただきながら、学びを深めていきました。
お話のすべてをレポートでお伝えするのは難しいので、今回の場で上がった内容についてまとめてみました。


◆前半
・嫁入り道具の一つに仏壇を持たせた安芸門徒/対象が先にある日常の話
・故人の遺影と犬の話
・ネアンデルタール人の化石と花粉の話
・宗教の「宗」の字の意味
・宗教は必要か?
・無宗教は「無宗教という生き方」を選んでいる
・「本物の宗教と偽物の宗教」とは何か?

前半は、日常の中にある仏教的な要素や、そもそも宗教や弔いは何のためにあるんだろうか?という自分たちの生活から、少しずつ「死」についてのテーマに迫っていきました。
印象に残っているのは「宗」の字のお話です。「宀/家の屋根」「示/祭壇」という由来から「生き方を示す」ものであるということ。最近は「私は無宗教です」と語る人もいるけれど、それもまた「無宗教であるという生き方」を自ら選んでいる。という内容でした。

 

◆後半
・死はなぜ苦しいのか?
・死の不思議は生の不思議と同じ場所にある
・老いや死を評価していている自分自身について
・葬儀は「誰がやっても同じ」にはならない/参加する葬儀
・宗教のない葬儀/『おくりびと』と『納棺夫日記』の違いについて
・「主人は今どこに居ますか?」とご遺族の方に聴かれた話
・今の信仰や死生観になったきっかけ
・自死遺族との出会い、グリーフケアを学ぼうと思ったきっかけ
・大切な人を亡くした人のための権利条約について
・祈りについて

 

後半に向かうに連れて「死」というテーマを掘り下げ、弔いについて、そして亡くなった人はどこにいくんだろうか。と、話は深くなっていきました。
また事前にいただいた参加者の皆さんの質問の中にも「死」についての質問がたくさんあり、そこに触れてお話が広がっていく場面もありました。
どの話をするときも、やさしい語り口で皆さんにわかりやすいように、お話している悟道さんの姿が印象的で、お葬儀やご法事の場でグリーフケアを実践されている様子が目に浮かびました。

 

今回は、参加者のみなさんの中にも様々な宗派のお坊さんがいたことで、各テーブルでの話し合いをする場面でも考えが深まったり、仏教や死というテーマについて学ぶことができた。というお声をたくさんいただきました。
また、わたし自身も浄土真宗系の僧侶ですが、悟道さんがグリーフケアを学んでから取り組んできた工夫や配慮、ご遺族とのストーリーひとつひとつに、たくさんの気付きをいただき、これからの活動に活かしていきたいと思っています。


◆クロージングQ
「今の気持ちを漢字1文字で」
最後にも再び同じテーマで皆さんに漢字一文字を書いていただきました。
それぞれが学び合いを通して、どのような心境の変化があったのか。みんなで共有して、場は静かに閉じていきました。
わかったことも、わからないことも、分からないということがわかった。ということも。もっと知りたい、という声も。

様々な想いが出せる場であったことを嬉しく思います。

 

次回は、これまでのいのちの学校での学びを振返りながら、日常で自分や他者のグリーフ、自分自身を大切にするためのグリーフワークについて学んでいきます。ぜひご参加くださいね。

 

 

◆次回 :いのちの学校 in 名古屋
第11講『 日常でできるグリーフワーク』
 
と き:5月23日(火)18:30〜21:00(受付時間18:00〜)
ところ: 白鳥山 法持寺(愛知県名古屋市熱田区白鳥1丁目2−17)

地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩5分、
JR東海道本線「熱田」駅より徒歩10分
※境内と近隣に駐車場があります。
 
参加費:2,000円
※経済的にしんどいかたはご相談ください。
 
参加方法:
事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。

| okaku-terumi | いのちの学校 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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