グリーフケアの学びあいの場
『いのちの学校』が名古屋にて開校しました。
これまで、石巻・京都・東京(2期)で開催されてきたいのちの学校は、
グリーフについて学び・表現し・分かち合いを通して学びあうことを大切にした、
ワークショップ形式の連続講座です。
会場は、名古屋市熱田区にある曹洞宗のお寺法持寺さんにて。
記念すべき名古屋初開催である第一講は、36名の方にご参加いただきました。
ご参加者の中にはお隣の岐阜県や三重県から足を運んでくださった方もいらして、
この講座への関心の高さを感じました。
簡単になりますが、当日の内容をアンケートの感想とともにご紹介していきます。
いのちの学校名古屋ファシリテーターの
五藤広海さん(左)野田芳樹さん(中央)、
運営メンバーの松野尾浩慈さん(右)
● オープニング
はじめに、日常の空間からこの場に入っていくための問いに答えながらチェックイン
をしていきます。オープニングでの問いは「好きな食べ物」。2つの輪になり、
それぞれに自己紹介とともにお話しいただきました。
● いのちの学校の説明・約束の共有
ファシリテーターの自己紹介とともに、講座についての説明と、この場が
「安心した学びの場」となるのための大切な約束について共有していきました。
● グリーフとは
グリーフの学びのはじめとして、「大切な人やものをうしなうときに、
うまれてくるその人なりの反応・感情・プロセス」というリヴオンでの定義から、
グリーフによるさまざまな影響について、解説をしていきました。
〜アンケートより〜
・グリーフには個人差があることを具体的に教示していただきとても参考になりました。
・結論を無理に導きだそうとしない姿勢が良いと思います。
運営メンバーで朗読を担当した、いとうたえさん
● 物語に触れる
グリーフの個別性やプロセスについて感じるために、リヴオンという団体が
誕生するきっかけとなった『母の日プロジェクト』で、毎年発行している書籍
『10□年目の母の日』(最新号は108年目)に届いた手紙の朗読。
おひとりおひとりの「亡きお母さんへの想い」を聴きながら、一人称の物語に触れる時間でした。
● グリーフワーク
本日のメインである自分のグリーフを表現する時間。
画用紙に、色鉛筆やクレヨンで『落ち着いてグリーフに想いを向けられる場所』
を描いていきました。その後をテーブルごとにやってみての感想を共有しました。
〜アンケートより〜
・丁寧な説明がとても心地良かったです。前にもワークをした事があったので、その時との変化を知れてよかった。
・ぼんやりとしたことがクリアになったり再確認できた。ワークが楽しかった。
● クロージング
このいのちの学校の場から、日常へと帰っていくためのチェックアウトの時間。
クロージングでの問いは「これからの一ヶ月で楽しみなこと」。
全員でひとつの輪になって、これからの1ヶ月について共有し、場が閉じられました。
〜講座全体の感想〜
・色んな方のお話を聞けて、普段触れることのない空気に触れることができたので良かったです。
・少し自分の気持ちが楽になりました。
・グリーフに関心のある方がこの地域に多くいらっしゃる事が実感できて嬉しかったです
次回のいのちの学校は8月29日に開催されます。
グリーフケアについて学んでみたい
グリーフワークをやってみたい
知識だけでなくて、身体をケアする力や
言葉以外の表現をつかってグリーフについて
丁寧に触れていく時間もあります。
学んだことがある人も、ない人も
誰かを亡くしたことがある人も、まだない人も
どんな方でもいらしていただけます。
連続講座として開催しておりますが、
1回だけのご参加でも大丈夫です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
記録:水口陽子(左)
第二講 「イロイロな感情」
と き: 8月29日(月) 18:30〜21:00 (受付時間18:00〜)
ところ:
白鳥山 法持寺
(愛知県名古屋市熱田区白鳥1丁目2−17)
地下鉄名城線「神宮西」駅より徒歩5分、JR東海道本線「熱田」駅より徒歩10分
※境内と近隣に駐車場があります。
テーマ グリーフのイロイロな感情について
参加費: 2,000円
参加方法: 事前申込は必要ありません。
当日会場に直接いらしてください。
また、途中からの参加や一回のみの参加も歓迎いたします。
経済的にしんどい方はご相談ください。
こちらからチラシの詳細がご覧いただけます →
チラシ