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2018.02.23 Friday
【セミナー】日英の自死遺族支援の発展と課題〜社会政策の視点から

 

セミナー ■ いのちを支える社会づくりへ ■
日英の自死遺族支援の発展と課題〜社会政策の視点から

 

 


★ 内容
リヴオンの代表尾角光美(おかくてるみ)が
日本財団国際フェロー5期生として、英国へ
海を渡り、見たこと、聞いたこと、感じたこと、
考えたことをお伝えします。

講演
「日英の自死遺族支援の発展と課題〜社会政策の視点から〜」

日本財団国際フェローシップ フェロー5期生の尾角光美が
修士論文で研究を行った、自死遺族へのグリーフケア・サポートの
現状を日本とイギリスの比較からお伝えします。

イギリスの強み、日本の強み、それぞれの課題なども、両国での
インタビューを通じて得た貴重な声をお届けいたします。

グリーフケア、サポートの分野にとどまらず、社会政策の本場
英国の「今」をお伝えできればと思います。

リヴオンの「現在」(いま)も理事の水口より、活動現場の最新情報をお届けします。

★ 会場と日時

◎京都会場
日時:2月26日(月)18時半〜21時(18時〜受付
会場:ウエダ本社 北ビル2階 アクセスはこちら
     京都市営地下鉄 五条駅 1番出口より東へ徒歩5分
     京阪電車 清水五条駅 3番出口より西へ徒歩10分

◎東京会場
日時:3月2日(金)18時半〜21時(18時〜受付)
会場:日本財団ビル 1階バウルーム  アクセスはこちら

★ 参加費 無料

★ お申込みはこちらから 

 

当日のご参加も受付けいたしますが、
資料、会場準備の関係などから
できれば予めお申し込みいただけると
ありがたいです。

 


★プロフィール
尾角光美(おかくてるみ)一般社団法人リヴオン 代表
2016年8月より日本財団国際フェロー5期生として渡英。2018年1月ヨーク大学大学院修士課程卒業。国際比較社会政策学修士号取得。19歳で母を亡くした後、あしなが育英会で病気、災害、自殺、テロ等による遺児たちのケアに携わる。2006年自殺対策基本法制定以後、全国の自治体、学校などから講演、研修の講師として呼ばれ、自殺予防やグリーフケアに関して伝え広める。2009年「グリーフケアが当たり前にある社会」の実現を目指してリヴオンを立ち上げる。単著に『なくしたものとつながる生き方』(サンマーク出版)共著『自殺をケアするということ』(ミネルヴァ出版)

水口 陽子 一般社団法人リヴオン 理事
2012年に夫を交通事故により亡くす。翌年リヴオンと出会い「いのちの学校」「ファシリテ―ター養成講座」を全回修了。現在、全国の自治体、僧侶、小中学生を対象とした講演の講師を務める。また、リヴオン主催のいのちの学校、ファシリテーター養成講座、僧侶のためのグリーフケア連続講座にて講師を務めている。他、2004年よりNPO法人マドレボニータで認定産前・産後セルフケアインストラクターに従事している。

| okaku-terumi | イベント | 15:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2018.02.21 Wednesday
【静岡】僧侶のためのグリークケア連続講座第2講開催レポート

はじめまして。

第2講の参加感想レポートを担当させていただきます静岡市清水区一乗寺・住職の丹羽崇元と申します。

 

 

私は数年前、お寺の今と未来を考える「未来の住職塾」の2期生として、東京の光明寺さんにて連続講座を受講しておりました。その卒業フォーラムのゲスト講師さんが、リヴオンの尾角光美さんでした。

 

 初めて聞く「グリーフケア」という言葉やご自身の実体験を拝聴し、胸を揺さぶられました。折しも新米住職として始動したばかり、日毎にご遺族の方と向き合う場面も増えていた私にとって、まさに学ぶべき喫緊の課題であると強く感じました。

 その後、機会を逸しておりましたが、今回の静岡校開講に伴い、矢も楯もたまらず受講させていただきました。

 

 

「いまの皆さんの気持ちを、色に例えてください。」

 日常から学びの場に入るためのチェックインの時間で、第2講はこのような言葉から始まりました。‟色“と聞いて、僕はとっさに「海の青」と答えました。実は、この会場に来る前…ボーっと海を眺めていたからです。いつもなら、そんな時間はなかなか持てないのですが、その前日たまたま近くのお寺でお唱えの講習会があり、海辺だったので少し立ち寄ってみたのでした。

 

 参加者の皆さまと会うのは、およそ二回目。まだ、どんな方かも詳細に存じ上げないのですが、毎回このチェックインの際にそれぞれの個性が垣間見えるので、何とお答えするのか密かに楽しみにしております。

 

 

 さて、今回のテーマは『自分自身を知る時間』です。

 

 はじめに、ファシリテーターの水口陽子さんからこんな言葉をいただきました。

 「みんなが先生、みんなが生徒」

 

大切な人やモノを失った‟グリーフ“を学ぶ道程では、お互いのことを知り、自分の感情にも深く入っていきます。一人一人が違うものを持っているからこそ、これから共有する場は、『みんなにとっての学びの場なんだ』ということを改めて認識いたしました。

 

 そして、まずは宿題の確認!前回出された「お寺の女性(異性)的視点で見たグリーフケアを考えてくる」という題目を3分間、隣席の方とトークしました。お寺の窓口は、何も住職だけではない。寺族さんや坊守さんなど、お寺を支える全ての方が学びを深め合えたらいい、というのが共通の見解でした。また、男女には‟立ち直り“の違いがあり、男性がより引きずる傾向にあるという指摘が興味深かったです。余談ですが、以前聞いた『女の恋は、上書き保存。男の恋は、名前を付けて保存』という言葉を思い出しました。

 

 

 失恋もグリーフの内だということをメモしつつ、最初に行ったのは、そうした自分のこれまでのグリーフと向き合う「ロスライン」というワークでした。人それぞれ違う人生の道を一本の線で表し、その線上に「失った出来事」を書きます。まずは自分が何を喪失としてとらえているかを確認しその上で、相手のグリーフに触れる際は、いま大切なグリーフのお話をされているということを意識しながら拝聴いたしました。

 

 

 続いて、本日のメインテーマでもある「セルフケア」について学びました。はじめ、セルフケアと聞いて、「自然治癒力?」といったイメージが頭に浮かびましたが、実際はもう少し自発的に「自分自身を大切にする」という意味が込められていました。

 なぜ、セルフケアが大切かというと、自分が倒れてしまわないようにするため。これは、他者をケアするには、まず自分のコンディションを整えることが重要になるからです。確かに、例えば自分が絶不調の時に誰かの支えになるのは困難なことです。

 

 まず自分自身の状態を知り、その上で相手と心地よい距離感を保つ。これが、「共感疲労」に陥らない方法だと知りました。(※共感疲労とは、ケアする側が相手の感情に巻き込まれ、当人と同じような心理的疲労状態に襲われてしまうこと。)以前から、独学で「お悩み相談」のようなことをしておりますが、‟とにかく、相手の気持ちになって寄り添おう“という気持ちだけで接することが多く、共倒れに近い状態に陥ることもありました。重い相談の前には、多少身構えることも大切だということを学びました。

 

次に、「セルフケアの地図」を描くというワークを行いました。これは、一枚の紙の上にスタート(※自分の今の状態)からゴール(※セルフケアできた状態)まで線を書き、その間にマイルストーン(※セルフケアの手がかり)を選定するというものでした。その際、雑誌や写真を切り張りし、イメージを膨らませる‟コラージュ“という手法を用いました。

「不足しているもの・労るもの・欲しているもの」が多すぎて、3つ選ぶという作業に一番時間がかかりましたが、自分にとっての「セルフケアの傾向」も明確に見えてきました。

 

 

 最後は、『お寺だからこそできるセルフケアとは何か』を考え、班で発表しました。仏事そのもの、ヨガ、写経、寺カフェ…と、具体的なイベントが出てくる中で、仲間同士で参究するこうした時間こそが、実は一番良いセルフケアなのではという気がしてきました。

今日は、ワークの多い回で、個人的には大変楽しく学習することが出来ました。相手のグリーフを伺う際は少し緊張し、自分の話をした後はとても疲れましたが、言葉以外の方法を使って表現することで新たな発見や自分の現状を知ることができ、より具体的な感情を探すことが出来ました。いま思えば、冒頭の「海を眺める」という時間も、自然に行っていたセルフケアだったのかもしれません。

 

チェックアウトの際、「改めて、今の気持ちを色にすると?」と尋ねられ、今日はいろいろな色が目に飛び込んできたので「青い海に虹がかかったようです。」とちょっとキザっぽく答えました。しかしながら、この虹はよくある綺麗なラインのそれではなく、実はまだ形がぼやけていました。今後、グリーフケアの講座を通して、この色や線が鮮明に見えるよう研鑽していきたいと思います。

 セルフケアの要点として、「仲間との共有」があります。この学びの場で、同じ志を持った仲間に出会えたことに感謝し、これからもこの仏縁を大切に歩んで参りたく思います。

 

(文責:丹羽崇元)

| okaku-terumi | 僧侶・宗教関係 | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2018.02.18 Sunday
グリーフサポート連続講座in知多 第一講 開催レポート

 

今回、グリーフサポート連続講座in知多第1講「グリーフの基礎を学ぶ」をレポートさせていただきます、真宗大谷派皆満寺住職の永尾圭吾です。

 

My Goal(私の目標)を発表している永尾さん

 

さて、この度、リヴオンさんの心強くも優しい尽力を得て、愛知県南西部に位置する知多半島に点在する30ヵ寺からなる、真宗大谷派名古屋教区第2という公式な団体の教化施策の根幹事業として、地域にグリーフサポートの種を蒔こうと、5回の連続講座を行うことになりました。企画立案から実質約半年、一時はどうなることかと冷や冷やでしたが、2018年125日、半田市の雲澤寺様で初回を迎えることが出来ました。

 

わたしたち第2組に於いては、これまで東日本大震災を機に、そこから問われた課題から仏法の学びを問い返すことを大切にしてきました。仏教は「喪失」から現れる悲しみの姿、その人の悲しみに生きる道を切り開いてきたものです。そして仏事はその悲しみをどのように生きていくのかを共に考えていく大切な場として相続されてきたように思います。私たち、浄土真宗の歩みも目の前の悲しみを抱えて生きる人と共に、自分もまた悲しみを生きる一人の人間であったという目覚めに於いてお念仏の道を確かめてきた歩みである様に思います。

 

ですが、現代社会に於いて悲しみは、仏事や寺だけでは到底抱えきれないほど多種多様な姿を持つようになり、寺や地域がそれを受け止められなくなってきました。私も寺を預かっていますが、正直に申し上げて大切な方を亡くされ悲しみを抱えたご門徒の方々と向かい合えない、逃げてしまう。そんなこともしばしばです。良かれと思って言ったことがかえって相手を傷付けてしまったり、無意識に無神経なことを言ってしまっていることが多々あるんだと思います。そういうことを思ううちに怖くなって、なかなか世間話や、当たり障りのない範囲でしか仏法のことも話せない、ご門徒からも胸の内をお話しいただくことが気付けば無くなってきている。聞くスキルも話すスキルもない私にそんなこと期待すらされていないかも知れません。ですが、そのいざって時にじっと話が聞いていける、そういう私と場所でありたいという願いは持っていました。なので、そんなことを感じたり、感じないようにしながら過ごしながらも、どこかでお寺を開いていきたい。人が繋がっていく、繋げていけるようなことが出来ないだろうか、そんな試行錯誤をしていました。

 

そんな中で持ち上がったのがこの企画です。地域にグリーフサポートを生み出していく。寺がハブのようになって人が繋がっていけることができるかも知れないということを知りました。そしてそのことは僕らが願っている寺の働き、仏事の働きを問い返していくこと、回復していくようなことだと感じたとき、その輪に加わりたい、学びたいと思いました。

寺と社会が繋がり、社会の動きから問われることを通して、寺の働き、仏事の働きを問い返していくこと。そこに仏教が本当に生きていく力としてはたらく教えとなる道が開かれていく、本当の意味での仏事を回復していく、再生していく、そういう願いをもってこの講座が始まったのです。

 

さて、と言うことで、今回はそんな待ちに待った?グリーフサポート連続講座in知多 第1講「グリーフの基礎を学ぶ」です。

 

「グリーフ」

 

聞き慣れない言葉です。

 

「日本語で言おうよ」

 

「え?ブリーフ?」

 

うちのご門徒や母に言って返ってきた言葉です。

馴染みがないんですね。

でもここが出発点です。

意外に険しい道になるかも知れない。

始まる前はそんな印象でした。

 

とにかく、これまでこの団体でやってきたことがないタイプの講座、参加者でもありますが、組側の運営スタッフの一員としてドキドキでした。

 

「トーキングツールのぬいぐるみを持った人が話すことを遮らずに聞きましょう」

 

そういう約束事を設けるのも初めてのことでしたが、却って新鮮だったようで思ったより良い雰囲気。

その雰囲気のまま、マイゴールを書き、これも初めての「ワーク」へ。

 

私のマイゴール 

 

僕が立てたのは、ようは何かあったときに打ち明けてもらえる人間と寺でありたいということです。

我ながら大それた目標を立てたなと・・・今になって思いますが、多分僕の本音です。

 

そしてグリーフの基礎の講義。

 

本当に様々な姿があるんだと再確認。てるみんのお話を事前に伺ったり、読んだりしていたので、確かめ直す感じで聞くことが出来たのですが、聞く度に分かってるつもりで居がちな自分が知らされます。

 

とくに自分のグリーフワークって何だったかなと振り返ったとき、僕はそのことから逃げていたと思っていたんですが、あの形で向かい合っていたんだと知ることができました。

 

そしてワーク

 

「失う」から連想されるもの・・・というお題

みんなが思い浮かんだものを出しているところ

 

 

これ結構面白かったです。

 

モノだったり、 その感情だったり、行動だったり

どれも自分の発想にないモノには驚かされました。

僕自身こういうワークも初めてだったので、「面白い」って感じました。

こんなに広がるんだだなというのが感想です。

 

「最高の体験インタビュー」

 

これまで生きてきて自分がもっとも最高の体験をしたと思うことを、インタビューしあい、聞き合います。

 

2人1組でインタビューを行います

 

後で聞けば、これは第2講の自分自身の「ロス」を語る、聞くの前哨戦だったわけですが、語る難しさよりも「丁寧に聞く」ことの難しさを痛感。話しやすいことでも聞くことの難しさ、広げていくことの難しさを感じるわけですから、話しにくいことを「聞く」、「話す」ことはちょっとしんどそうだなと思いました。

 

でも、お寺に「こんな良いことがあった」「こんな嫌なことがあった」って話しに来てくれたらよいなと、そうありたいなと望んでいることでもあるので、実際には「深刻な話を打明に来られないだけ助かっているんじゃないか?」って言われてドキッとしたというか図星だったこともありますが、そんな時に聞ける自分でありたいと思います。

 

でも、実はこの聞くと云うことは実は僕が苦手としているところ、聞かなければいけないところでも多々「しゃべってしまう」のです。分かってるつもりではいるのですが、自分の性なのでなかなか厄介ではありますが、とても大切なことで、この講座を通して「丁寧に聞く」ということを心掛けたいと思います。

 

 

| okaku-terumi | 僧侶・宗教関係 | 18:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2018.02.05 Monday
【お知らせ】2月のつどいば東京・京都

大切な人を亡くした若者のつどいばは、

東京は不定期(毎月〜2か月に1回ペース)、京都は毎月第3日曜日にひらいています。

今月は東京は10日、京都は18日に開催します。

*つどいば東京詳細*
日時:2月10日(土)10時〜15時頃(※受付は9時45分より)
場所:リヴオンオフィス*ohana*
  最寄り 京成線またはメトロ千代田線「町屋」駅徒歩7分
  荒川区荒川4-25-8 サウルスマンション3町屋壱番館603号
   詳しい行き方は<こちら>

*つどいば京都詳細*
日時:2月18日(日)10時〜16時頃 (※受付は9時45分より)
場所:しんらん交流館
   京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町199

   地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分


*お申込み*
件名に「つどいば 東京2/10 or 京都2/18 参加希望」
本文に「お名前・ご年齢・ご住所・お電話番号」をご記入の上、
    info☆live-on.me まで(☆を@に変えて)ご連絡ください。

*プログラム*
 *こころほぐれる時間
  アイスブレーク&自己紹介 つどいば説明
 *グリーフにふれる時間
 *グリーフをふりかえり、互いに聴きあう時間
 *一緒に次のいっぽを探す時間
  今抱えている課題やもやもやを、みんなで一緒に考えます
 *ことばを贈り合うクロージング

*参加費*
無料 交通費がしんどい方はご相談ください。

 

 

尚、つどいばの最新情報は、以下のページに載せています。

どんな人がひらいているのか、つどいばの雰囲気などを知りたい方は、ご覧いただけたら嬉しいです。

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(つどいば東京ファシリテーター:たむらともみ)

 

(気持ちをことばで表すこともあれば、それ以外の方法で表すこともあります)

| okaku-terumi | つどいば | 14:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |